記者発表 2006年7月4日

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国立環境研究所夏の大公開について
(筑波研究学園都市記者クラブ、環境省記者クラブ同時配布)

 
平成18年7月4日(火)
独立行政法人国立環境研究所
  広報・国際室長  : 植弘  崇嗣 電話番号 (029-850-2220)
  研究企画主幹  : 広兼  克憲 電話番号 (029-850-2308)
  担当  : 山中  千世子 電話番号 (029-850-2309)

要旨

国立環境研究所では、夏休み最初の土曜日にあたる7月22日(土)に、「国立環境研究所夏の大公開」を開催します。この日は、所内の研究施設(つくば市小野川)を広く公開して環境研究の紹介を行うとともに、環境に関する特別講座3本、環境問題の主役である生き物の展示(ホタルやクワガタ、海の生き物など)、自転車発電でテレビをつけたり、水を飲み比べたりして環境問題を考える体験型イベント、あなたが選ぶ つくば八景、電気自動車「ルシオール」の試乗会(※)など、環境保全と環境研究に関する各種イベントを併せて実施します。公開する研究施設は、地球温暖化研究棟、環境リスク研究棟、循環・廃棄物研究棟など15の施設です。またEnglish Guided Tour(英語による案内)も午前・午後の2回実施します。(※免許保有者が対象です)

来場者には、繰り返し使用可能な国立環境研究所オリジナル・エコバック、リサイクルうちわを、さらにアンケートやイベントに協力いただいた方にオリジナルボールペン、ハーブやお花の苗などのプレゼントを用意しています。公開時間は9:30〜16:00(受付終了15:00)で、事前申込みは不要、入場無料です(15名を超える人数の団体は事前にご連絡下さい)。

さらに、地球温暖化防止の社会実験として、産業技術総合研究所、つくばサイエンスツアーオフィス、関東鉄道株式会社の協力により、つくば駅から無料バスを約10分間隔で運行させ、つくばにおいて自動車交通を抑制することが可能か試行することとしています。

(国立環境研究所夏の大公開の概要)
日    時  平成18年7月22日(土) 9:30〜16:00  (受付終了15:00)
場    所  国立環境研究所  (茨城県つくば市小野川16−2)

画像:国立環境研究所・夏の大公開 画像:サイエンスツアーバス 環境研・産総研号

公開施設、夏期特別講座、イベント・企画等の詳細は、「別紙」のとおりです

(研究所ホームページにおいて詳細な内容を紹介しています。http://www.nies.go.jp/ 参照)。

※駐車場は台数が限られており、場合により入場できないこともあります。極力、無料循環バス、公共交通機関を御利用ください。

(つくばエクスプレスつくば駅9番バス乗り場から無料バス運行、JR常磐線ひたち野うしく駅東口バス乗り場から関東鉄道[又はJR]バス「つくばセンター」又は「筑波大学中央」行き、「環境研究所」下車。)

お問い合わせ先:029-850-2453、2309又は2308  (企画部広報・国際室)


画像:国立環境研究所・夏の大公開(裏面)


(別紙)  公開施設、特別講座、イベント等の詳細

公開施設 詳細・個別テーマ
地球温暖化研究棟
□地球環境モニタリング事業、地球温暖化予測画像の紹介
□利き水コンテスト(純水、水道水、ミネラルウォーター)
□パラパラまんがの作成(地球温暖化・オゾン層・森林CO2吸収・黄砂)
□環境問題関心度チェック(スクラッチクイズ)
□体験!自転車DE発電
□JAL (旅客機が測定した世界のCO2濃度)
□UVかるた選手権
低公害車実験施設
□実験施設内での走行体験(あなたはエコ・ドライバー?)
□車の排出ガス量ってどれくらい?(風船を使って見てみよう)
大気拡散実験棟
□重い空気と軽い空気(風船を使った大気安定度の解説)
□環境測定ゲーム(大気汚染物質の出所をつきとめてみよう)
□逆転層と風洞の説明
大気化学実験棟
□光化学チャンバーの紹介(人工太陽を備えた大型実験機器)
□エアロゾル生成模擬実験
□エアロゾル-雲生成実験
研究本館V
□加速器MSによる放射性同位元素(C14)測定の環境への応用研究の紹介
□化学物質管理区域の施設説明(ダイオキシン類の分析、健康影響など)
大山記念ホール
□なるほどエコ講座
●カラスは全部で何羽いる?−生き物を数えるむずかしさと工夫  (生物圏環境研究領域長  竹中明夫)
●暑くて長梅雨!?  50年後の日本の夏のはなし(温暖化リスク評価研究室長  江守正多)
●持続可能な交通とつくばを考える(交通・都市環境研究室主任研究員  松橋啓介)
□あなたが選ぶ  −つくばの八景−(パソコンによる好きなつくばの景観の投票)
□インターネットを使った環境情報の検索方法等紹介
□国立環境研究所刊行物の展示・配布
(中会議室)
□水の中の生き物で水質を調べよう−ホタルのすめる環境は?−
研究本館T
□電気自動車ルシオールの試乗・展示
□日本産・外国産クワガタムシの展示
□スーパーコンピュータの紹介・子供向けデモ
循環・廃棄物研究棟
□熱処理プラント、埋立処分プラントの公開・説明
□ゴミの分別やリサイクルに関するクイズとリサイクル品の展示・説明
生物環境調節実験施設
□植物と大気環境の関係(成層圏オゾンに影響を与える植物・対流圏オゾンによる植物障害の展示・説明)
□中国の砂漠植物など珍しい植物の展示
水環境実験施設
□バイオ・エコエンジニアリング(微生物や植物を使った水の浄化に関する研究)の紹介
環境生物保存棟
□凍結保存施設の紹介(液体窒素を用いた超低温の世界)
□光学顕微鏡、走査型顕微鏡による微細藻類の観察、写真撮影
□絶滅が心配される藻類の展示や説明
RI・遺伝子工学実験棟
□環境モニタリング、遺伝子組換え技術を活用した環境保全、微生物を用いた環境浄化に関する展示・実習
□自分のDNAをみてみよう(先着40名  中学生以下)
□顕微鏡で水の中のミクロな世界を見てみよう
□ゼブラフィッシュの誕生を見てみよう
□バイオクイズ・バイオぬりえ
環境リスク研究棟
□バイオアッセイで環境を測る(展示と実演)
□東京湾のさかな(魚介類の展示、ドチザメのタッチプール)
□化学物質環境リスクゲーム(危ないゲームじゃないよ!)
□研究内容のパネル展示
環境試料タイムカプセル棟
□環境試料の凍結保存に用いる液体窒素に関するデモ(液体窒素を用いた超低温の世界)
□環境試料長期保存方法・設備の紹介
□東京湾の魚介類についてパネルと水槽の展示
ナノ粒子健康影響実験棟
(動物実験棟)
□ナノ粒子実験の説明、設備の公開
□粒子を見てみよう(雲を作る実験)
□スーパーボールで大気中の粒子をイメージしてみよう
□実験動物とのふれあい、実験動物の展示と説明
□ディーゼル排気ガスの影響
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