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表 地球温暖化による部門別の影響及びその適応策(3/3)

部 門 想定される影響 適応策 適 応
可能性
備 考
健康 生物媒介の感染症 生物媒介性感染症の増加 検疫強化、病原菌の撲滅または抑制、ワクチン接種、環境管理 中~高  
水・食料媒介の感染症 食中毒等、水・食料を媒介とした疾病の増加 水道供給システムの改善、ワクチン接種、環境管理  
大気汚染 光化学反応による大気汚染の増加 温室効果ガス及び汚染物質の排出抑制  
熱ストレス 猛暑等による心的、体力的負荷の増大 エアコン、都市緑化等による負荷の軽減 中~高 個人レベルでの適応策の実施が可能。
アレルギー 植物の花粉によるアレルギーの増大 花粉情報、抗アレルギー剤の接種 花粉情報は、天気予報とともに提供されている。
異常気象 異常気象の人的及び物的損害による健康への影響 都市計画、早期警告システムの構築  
文化 行動様式 地球温暖化・ヒートアイランドによる気温上昇 昼休み(昼寝)時間の延長 暑い時間帯を避ける活動様式
運動時の健康影響を考慮した基準の導入 暑い時間帯を避ける運動、行事
カジュアルデー導入 個人レベルでの適応策の実施が可能。
物質文化 地球温暖化による農産物・水産物の変化  食習慣の変化 中~低 実際にどの程度まで変化するのかについては地域差がある。

【適応可能性】
  低:適応策の実現可能性が低く、適応策の実施による効果が低いもの。
  中:適応策の実現可能性、適応策の実施による効果が中程度のもの。
  高:適応策の実現可能性が高く、適応策の実施による効果が高いもの。

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