ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

遺伝子欠損マウスを用いた大気からの変異原物質曝露の鋭敏な検出と影響評価(平成 16年度)
Sensitive sensing for exposure of mutagens in ambient air by gene-knockout mouse and evaluation of their effects

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
0204CD495
開始/終了年度
2002~2004年
キーワード(日本語)
変異原物質,gptdeltaマウス,ベンゾ(a)ピレン,ディーゼル排気,ノックアウトマウス
キーワード(英語)
MUTAGEN,GPT DELTA MOUSE,BENZO(A)PYRENE,DIESEL EXHAUST,KNOCKOUT MOUSE

研究概要

大気中のディーゼル排気粒子(DEP)はベンゾ(a)ピレン(BaP)など様々の変異原性の多環芳香族化合物を含み、肺がんの原因物質の一つと考えられている。本研究では変異原検出用シャトルベクターを遺伝子導入したマウスgpt deltaマウスを用いて、BaPやディーゼル排気の作用で肺中に発生した突然変異を定量的に検出する。また、第2相薬物代謝酵素などの誘導に必須な転写因子の欠損によりディーゼル排気の変異原性がどの程度上昇するか定量的に評価し、突然変異発生における第2相薬物代謝酵素の役割を明らかにする。

全体計画

gpt deltaマウスを用いBaPやディーゼル排気の変異原性を検出する。また、変異原性検出用シャトルベクターが導入された転写因子ノックアウトマウス(KO-マウス)を作成する。(平成14年度)変異原性検出用シャトルベクターが導入された転写因子KO-マウスにBaP投与やディーゼル排気曝露を行い、転写因子欠損による感受性の変化を明らかにする。(平成15年度)

今年度の研究概要

変異原性検出用シャトルベクターが導入された転写因子KO-マウスにBaP投与やディーゼル排気曝露を行い、MFや変異スペクトルの転写因子欠損による変化を明らかにする。

備考

共同研究者:能美健彦(国立医薬品食品衛生研究所),山本雅之(筑波大学)

課題代表者

青木 康展

担当者

  • 松本 理