
|
ゴミには、2種類あります。家庭やオフィスから出る一般廃棄物(いっぱんはいきぶつ)というゴミと、工場や工事現場などから出る産業廃棄物(さんぎょうはいきぶつ)というゴミです。
まず、一般廃棄物について説明しましょう。1年間に全国で出る一般廃棄物の量は、2002年度で5161万トンです。これは東京ドーム139ぱい分になります。これを東京ドームにすてると、三日目のお昼ごろには、あふれてしまう計算です。
また、日本人一人が一日に出す一般廃棄物の量は、1111グラムで、過去10年間大きく変わっていませんが、2000年度1132グラムより少し減(へ)っています。
そのいっぽうで、一般廃棄物の約8倍近い量の産業廃棄物が出ています。産業廃棄物は、一般廃棄物よりもリサイクルが進んでいますが、それでもすごい量です。あまりにも多くのゴミが出るので、都道府県や市町村では、ゴミのうめ立て処分場(しょぶんじょう)が足りなくなって困(こま)っています。
たとえば、今あるうめ立て処分場が現在のペースでうめ立てられていくと、一般廃棄物のうめ立て処分場はあと13年で満杯になる計算です。これまでは、なんとか新しいうめ立て処分場をつくることができたのでこの値はあまり変わってきませんでしたが、最近では新しいうめ立て処分場をつくることが非常にむずかしくなっています。
できるだけ、ゴミを出さないような社会にしなくてはなりません。 |
 |
|
|
|
|
 |
|
|