● 国立公害研究所 |
1974年、当時甚大(じんだい)な健康被害(けんこうひがい)も発生(はっせい)していた公害問題について、その発生の機構解明(きこうかいめい)、人の健康や生物におよぼす影響(えいきょう)、防止対策(ぼうしたいさく)に関する研究を行う目的で設立(せつりつ)されました。 当時の代表的な研究である霞ヶ浦のアオコ研究の一環(いっかん)として行われた湖の水質改善(かいぜん)研究は、現在は流域(りゅういき)管理計画の一環として土壌環境研究に受け継(つ)がれています。 1990年に国立環境研究所に改組(かいそ)し、それまでの局所的(きょくしょてき)・地域的(ちいきてき)公害問題から地球規模(ちきゅうきぼ)の環境問題・自然(しぜん)環境の保全(ほぜん)にいたる研究を実施することになりました。 さらに、2001年には環境省が廃棄物行政(はいきぶつぎょうせい)を担当(たんとう)することになったことに伴い、循環型社会形成推進(じゅんかんがたしゃかいけいせいすいしん)及び廃棄物に関する研究も実施しています。 |