オゾン層破壊−今後の予測と紫外線影響

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オゾン層破壊問題−今後の予測と紫外線影響
 
   太陽からの有害紫外線を防御する役割を果たしているオゾン層の破壊が進んでいます。オゾン層を保護するため、オゾン層破壊物質であるフロンなどの製造・使用の禁止や回収・処理などの取り組みが行なわれています。その結果、大気中のフロンなどの量は漸く減少し始めました。しかし南極では毎年大規模なオゾンホールが発生しています。例えば、今年のオゾンホールは過去最大クラスにまで達しています。今もオゾン層は脆弱な状況が続いているのです。
   私たちは平成14年度から5カ年間、環境省の地球環境研究総合推進費による研究の一環として、オゾン層破壊ついて研究を進めてきました。そこで最新の研究成果を織り交ぜながら、オゾン層破壊について、一般の方々にも分り易い講演会を開催します。講演会では、「なぜオゾン層の破壊が進行してきたのだろうか?」、「オゾン層付近の水蒸気はどの様に変化しているのだろうか?」、「南極オゾンホールは回復するのだろうか?」、と言った疑問にお答えします。(「成層圏と水蒸気」「南極オゾンホールの推移」の解説図
   講演会では、私たちの生活に関連した紫外線による影響として、東京慈恵会医科大学教授の上出良一先生から、「紫外線と皮膚の老化」についての講演もございます。
   皆様、ぜひお越し下さい。
  日   時 平成18年10月28日(土)  13:20 〜 16:50
  会   場 ウィルあいち(愛知県女性総合センター)
    3階大会議室
〒461-0016  愛知県名古屋市東区上堅杉町1番地
(ホームページ http://www.will.pref.aichi.jp/
  定   員 250名
  参加費 無料
  主   催 独立行政法人国立環境研究所
  後   援 環境省、愛知県、日本気象学会、日本化学会
プログラム
12:30− 受  付
13:20−13:25 挨  拶 今村隆史(国立環境研究所)
13:25−14:05 「フロンとオゾン層破壊」 松見豊(名古屋大学)
14:05−14:45 「高層大気と水蒸気」 塩谷雅人(京都大学)
14:45−15:00 休  憩
15:00−16:10 依頼講演
「紫外線と皮膚の老化」
上出良一(東京慈恵会医科大学)
16:10−16:50 「オゾンホールは回復するのか」 秋吉英治(国立環境研究所)
 
参加のお申し込みは下記のページで受け付けています。
    
ご来場の皆様にはオリジナルエコバックを差し上げます。
 
問い合わせ先: 独立行政法人国立環境研究所
大気圏環境研究領域     今村  隆史
TEL:029-850-2406