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鈴木健大氏 16:15-16:45


演題
時系列を利用した因果関係分析の実際

要旨
George Sugiharaらによる「CCM (Convergent Cross Mapping) 論文」が発表されてから今年で10年になる。当該論文の引用件数は1000件を上回り、CCMは様々な生態学データの分析に利用されている。一方で、統計的因果推論のような統計学の手法から見ると、CCMは異質に見えるのではないかと思う。本講演では、CCMの基本的な適用手順や前提を解説するだけではなく、ルーツ、バリエーション、時系列を利用する他の手法との比較などを概説し、その位置づけを明らかにしたい。さらに、ベンチマークテストの結果などから因果ネットワーク推定手法としての問題・限界を示し、CCMの先にある発展について考察したい。

講演資料:

https://drive.google.com/file/d/1yTGdRNoIDPA7ToxlYCo-KCMhCXUlkdBd/view?usp=sharing