(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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シナハマグリ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 シナハマグリ (写真なし)
分類群 軟体動物門 二枚貝綱 マルスダレガイ目 マルスダレガイ科
(Veneridae, Veneroida, Bivalvia, Mollusca)
学名 Meretrix petechialis
英名等 Hard clam
自然分布 朝鮮半島,中国,ベトナム北部.
形態 殻長8cm(最大15cm)になる,海産二枚貝。形態は在来ハマグリ M. luciriaに似るが,殻が厚く,膨らみが弱く,前後に短い.殻表の斑点は,点と短い山形模様のものが多い.
生息環境 内湾干潟の砂泥底.
繁殖生態 情報整理中
生態的特性 情報整理中
侵入情報
国内移入分布 国内に定着している証拠は得られていない.ただし,養殖用に放流されており,逸出している可能性があり,千葉・東京・富山・和歌山・岡山・香川・熊本・鹿児島の各都県で記録がある. 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 中国,北朝鮮
侵入経路 養殖時の浮遊幼生の逸出と考えられている.また,潮干狩り用に小型のシナハマグリを放流した場所もある.
侵入年代 野外での記録は,1970年代(香川県),1990年代(東京湾,富山,和歌山,熊本県),2000年代(東京湾,和歌山,岡山,熊本,鹿児島).養殖が始まったのは1969年(三重県).
影響 在来ハマグリとの交雑の可能性がある.
影響を受ける在来生物:在来のハマグリ M. luciria
法的扱い 要注意外来生物(外来生物法).日本の侵略的外来生物ワースト100.
防除方法 蓄養池からの浮遊幼生の流出を,排水溝のフィルターで防止するなど.
問題点等 1960年代以降,在来のハマグリが減少し,その代用品として本種が流通している.
海外移入分布 不明
備考
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