基本・侵入情報 | 参考資料リスト |
基本情報 | ||
和名 | ヨーロッパミドリガニ | (写真なし) |
分類群 | 節足動物門 甲殻綱 十脚目 ワタリガニ科 (Portunidae, Decapoda, Malacostraca, Arthropoda) | |
学名 | Carcinus maenas | |
英名等 | European green crab | |
自然分布 | 大西洋東岸のヨーロッパ北部-アフリカ北部 | |
形態 | 甲幅6cm.緑灰色-緑褐色のカニ.甲の前側縁に5歯が明瞭.額域に3つの突起.第4歩脚は遊泳脚にならない.雄交接器が内側に曲がる(チチュウカイミドリガニは曲がらない). | |
生息環境 | 内湾の岩礁,転石,干潟,塩性湿地など. 温度選好性:水温耐性は幅広い. |
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繁殖生態 | 繁殖期:春-秋 交尾前に雄が雌をガードし,雌の脱皮直後に交尾.抱卵は冬-春.産卵数は最大20万.浮遊幼生後,着底した稚ガニは1-3年で繁殖開始. | |
生態的特性 | 寿命は3-6年.幅広い水温・塩分に耐える. 食性:二枚貝,多毛類,小型甲殻類など. |
侵入情報 | ||
国内移入分布 | 国内には未定着 |
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません |
移入元 | 国内未定着 | |
侵入経路 | バラスト水への混入と推測されているが,シーチェスト(船体の海水吸入口)への付着の可能性も指摘されている(シーチェストに入って生存していた例がある). | |
侵入年代 | ||
影響 | 在来貝類の捕食,在来カニ類との競合.それに伴う漁業被害.北米大西洋岸では,二枚貝・巻き貝の減少が報告されている. また,鉤頭虫の中間宿主であるため,カモ類の死亡率を上げる可能性もある. 影響を受ける在来生物:在来の海産無脊椎動物,カモ類. | |
法的扱い | 要注意外来生物(外来生物法),世界の侵略的外来種ワースト100 指定種 | |
防除方法 | 情報整理中 | |
問題点等 | 情報整理中 | |
海外移入分布 | 北米大西洋岸,南アフリカ,オーストラリア |
備考 |
要注意外来生物(外来生物法),世界の侵略的外来種ワースト100
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