基本・侵入情報 | 参考資料リスト |
基本情報 | ||
和名 | カブトエビ類 | (写真なし) |
分類群 | 節足動物門 甲殻綱 背甲目 カブトエビ科 (Triopsidae, Notostraca, Branchiopoda, Arthropoda) | |
学名 | Triops spp. | |
英名等 | tadpole shrimp | |
自然分布 | アメリカカブトエビ T. longicaudatus:米国中部-西部の乾燥地帯・砂漠地帯.ヨーロッパカブトエビ T. cancriformis ヨーロッパ.アジアカブトエビ T. granarius:東アジア. | |
形態 | 体長2-4cm程度.頭部,胸部,腹部の3部からなり,頭部と胸部の背面を背甲が覆われ,オタマジャクシ状の体型に見える.腹部の先には2股に分かれた尾鞭がある. | |
生息環境 | 水田 温度選好性:アジアカブトエビでは,高温(25℃-)では孵化率が低下することが報告されている. |
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繁殖生態 | 繁殖期:日本では水田に水の入る時期に活動・繁殖. 水田に水が入ると孵化し,早い場合は2週間程度で成熟し,卵を生む.卵は乾燥に耐える耐久卵. | |
生態的特性 |
侵入情報 | ||
国内移入分布 | アメリカカブトエビ・アジアカブトエビは関東-九州に広く分布.ヨーロッパカブトエビは山形県・長野県・栃木県・宮城県に局所的に分布. |
![]() ※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません |
移入元 | ||
侵入経路 | 不明だが,農産物などの物資にまぎれて非意図的に持ち込まれたと考えられている.また,飼育キットの販売や雑草防除のための導入が行われており,これにより国内で分布が拡大している可能性もある. | |
侵入年代 | アメリカカブトエビは1916年,ヨーロッパカブトエビは1948年,アジアカブトエビは1966年に初めて確認された. | |
影響 | 摂餌や産卵により土壌を撹拌し,植物の芽生えの生育を阻害.直接種籾をまく米国の稲作においては害虫となっている.ある程度生育した苗を植える日本の稲作においては実害は出ていない. | |
法的扱い | ||
防除方法 | ||
問題点等 | ||
海外移入分布 |
備考 |
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