基本・侵入情報 | 参考資料リスト |
基本情報 | ||
和名 | イッカククモガニ | (写真なし) |
分類群 | 節足動物門 甲殻綱 十脚目 クモガニ科 (Inachoididae, Decapoda, Malacostraca, Arthropoda) | |
学名 | Pyromaia tuberculata | |
英名等 | tuberculate pear crab | |
自然分布 | カリフォルニア-コロンビアにかけての東太平洋沿岸 | |
形態 | 甲幅1-2cmの小型のカニ.額角は中央部に1棘が突出し,先端は長く狭いヘラ形.甲形は長みのある二等辺三角形で甲面には多くの顆粒.鉗脚は大きく,歩脚は第1対が最も長い. | |
生息環境 | 内湾の海底.潮干帯にはほとんど出現しない. | |
繁殖生態 | 繁殖期:日本沿岸ではほぼ通年繁殖.晩春-初夏は卵数が多い. 雌の抱卵期間は1週間-3ヶ月.水温が高いほど短くなる.孵化後4ヶ月程度で性成熟.雌親は卵の孵化後一日以内に裁縫卵する. | |
生態的特性 | 東京湾では秋-春にかけて多い.夏季は貧酸素化のため減少するが,素早い成長と幼生分散で個体群を維持する.競争相手のいない貧酸素化する内湾で,個体群を維持できることが,本種の定着を可能にしていると考えられている. |
侵入情報 | ||
国内移入分布 | 仙台湾,東京湾,相模湾,浜名湖,伊勢湾,志摩半島沿岸,大阪湾,瀬戸内海,油谷湾,博多湾. |
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません |
移入元 | 北米沿岸と思われる | |
侵入経路 | バラスト水に混入 | |
侵入年代 | 1960年代 | |
影響 | 小型のベントスを捕食するが,生態影響は大きくないと考えられている. | |
法的扱い | 特になし | |
防除方法 | 情報整理中 | |
問題点等 | 情報整理中 | |
海外移入分布 | 韓国沿岸,ブラジル-アルゼンチンの大西洋岸 |
備考 |
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