基本情報 |
和名 |
トマトハモグリバエ |
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分類群 |
ハエ目 ハモグリバエ科 (Agromyzidae, Diptera, Insecta) |
学名 |
Liriomyza sativae |
主なシノニム |
Liriomyza munda |
英名等 |
Tomato leaf miner, Vegetable leaf miner, Serpentine vegetable leaf miner |
自然分布 |
北米南部~南米 |
形態 |
体長1.3~2.3mm,翅長1.25mm(♂)~1.7mm(♀)のハエ.頭部の大部分は黄色を呈するが,外頭頂剛毛の着生部が黒色,内頭頂剛毛の着生部は黒色部と黄色部の境界域にある.マメハモグリバエや在来種のナスハモグリバエに酷似するが,これらの形質(頭部の配色と剛毛の位置関係)により識別可能.色彩には個体変異があり,黒色部が複眼上縁までの場合もあれば,複眼内縁沿いに伸びて2本目の上額眼縁剛毛の位置に至る場合もある.小楯板は黄色で左右の基部に黒色斑紋.胸部側面は大部分が黄色で一部に黒斑,黒斑の形状に個体変異あり.腹部は大部分が黒色,一部が黄色.脚の基節・腿節は黄色,笘説は褐色,ふ節は暗褐色.胸部背面の剛毛は4列.卵は長径0.2~0.3mm,短径0.1~0.15mmの楕円形で半透明のゼリー状.幼虫は淡黄色のウジ状で3齢幼虫の体長は3mm,後ろ気門小孔は3個.蛹は長さ1.3~2.3mmの俵状で黄褐色. |
生息環境 |
様々な植物に寄生する. 温度選好性:低温には比較的弱い.羽化までの発育零点は9.6℃,有効積算温量は283.2日.一方,高温耐性は高く,半数致死温度は幼虫で51~53℃,蛹・成虫で41~44℃. |
繁殖生態 |
繁殖期:通年.中国では,浙江省(北緯28度)では冬季に休眠するが,海南省(北緯18度)では通年発生,との記録あり.フロリダ南部では冬季に発生している.
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生態的特性 |
食性:植物食.様々な植物への寄生が報告されている. |