(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
  1. 侵入生物データベース >
  2. 日本の外来生物 >
  3. 両生類 >
  4. サキシマヌマガエル

サキシマヌマガエル

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 サキシマヌマガエル (写真なし)
分類群 両生綱 無尾目 アカガエル科
(Ranidae, Anura, Amphibia)
学名 Fejervarya sakishimemsis
主なシノニム Rana limnocharis, Rana sp., Fejervarya sp.
英名等 Sakishima rice frog
自然分布 日本固有種.先島諸島(池間島,宮古島,伊良部島,下地島,来間島,石垣島,竹富島,小浜島,西表島,波照間島)に自然分布.
形態 体長♂41~57mm,♀50~69mm.ヌマガエルに似るが,大型で背中線を持つことがあり,鳴き声も異なる.腹面は白く,背側線はない.背面正中線に淡色の筋模様を持つ個体もいる.染色体数2n=26.
生息環境 近縁種のヌマガエルに比べて,水辺から離れた場所にも住む傾向.平地の水田・池から,水辺から離れた森林などにも見られる.
繁殖生態 水田や池のほか,一時的な水溜りなどの浅い止水に産卵.繁殖行動はヌマガエルに似る.雄は水田などで鳴く.雌は卵を小さな卵塊として,何度にも分けて移動しながら産む.卵塊は水面に層状に浮き,水草などに付着することもある.
生態的特性 近縁種のヌマガエルと異なり,水辺から離れた森林の中でも生活する.ヘビ類,鳥類,イリオモテヤマネコに捕食される.
侵入情報
国内移入分布 大東諸島(北大東島,南大東島),先島諸島(多良間島,黒島,与那国島)に移入されている. 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 石垣島(与那国島移入集団).その他の移入集団については不明.
侵入経路 不明
侵入年代 与那国島には1920年代前半に移入された.大東諸島には,1921年ごろおよび1970年代に移入された.
影響 不明だが,小型節足動物等の捕食などがありうる.
影響を受ける在来生物:餌となる小型節足動物など.
法的扱い なし
防除方法 情報整理中
問題点等 情報整理中
海外移入分布 なし.
備考
基本・侵入情報 参考資料リスト