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モリアオガエル

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基本情報
和名 モリアオガエル

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モリアオガエル
分類群 両生綱 無尾目 アオガエル科
(Rhacophoridae, Anura, Amphibia)
学名 Rhacophorus arboreus
英名等 forest green tree frog
自然分布 茨城県を除く本州全域,佐渡島.神奈川県・千葉県は人為分布の疑いがある.
形態 体長雄42~60mm,雌59~82mm.体重7~60g.体色は緑色.個体や地域により背面や四肢に黒色や暗褐色の不規則な斑紋がある.染色体数2n=26.
生息環境 山間部から平野部までの森林.主に樹上で生活する.
温度選好性:
繁殖生態 繁殖期:5~7月.
雄は水辺で「カララ,カララ」という声で鳴く.産卵は樹上でなされ,雌が泡巣を作ってその中に卵を産み付ける.1匹の雌に複数の雄が取り付いて放精することが多い.孵化した幼生は水中に落ちて成長する.産仔数:蔵卵数は300~800個.
生態的特性 白い泡状の卵塊を樹木の枝先などに産む.
食性:肉食性.ヤブキリ,ウマオイ,クモ,セミ等を捕食し,比較的大きい食物を好む.
侵入情報
国内移入分布 伊豆大島(伊豆諸島) 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 不明
侵入経路 不明.
侵入年代 伊豆大島では1970年頃から生息しているらしい.
影響 不明
影響を受ける在来生物:
法的扱い 特になし.地域によっては生息地が天然記念物に指定されている.
防除方法 繁殖期を中心に水辺を見回り,成体や泡巣,幼生を取り除くことが現実的.
問題点等 情報整理中
海外移入分布 なし.
備考
侵入した本種による問題点は特に指摘されていないが,もし高密度に達した場合には昆虫やクモ類等の小動物に影響が及ぶと考えられる.
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