(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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ニホンアカガエル

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基本情報
和名 ニホンアカガエル

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ニホンアカガエル
分類群 両生綱 無尾目 アカガエル科
(Ranidae, Anura, Amphibia)
学名 Rana japonica
英名等 Japanese brown frog
自然分布 本州,四国,九州,隠岐・壱岐・大隈諸島などの周辺島嶼.佐渡,伊豆諸島,対馬,五島列島などには分布しない.
形態 体長34~75mm程度のカエル.体重4~40g.雌の方がずっと大きくなる.背部と体側の境にある背側線はまっすぐ.背面は赤褐色で,成体の腹面は鮮やかな橙色.染色体数2n=26.
生息環境 平地ないし丘陵地.原産地では水田を中心に生息する.
温度選好性:
繁殖生態 繁殖期:早春(1~3月).
止水に多数の雄が集まり,「キョッキョッキョッ…」という声で鳴く.繁殖場所は水の残った水田が最も普通で,湿原や河川敷の水たまりなどでも繁殖し,いずれも浅くて日当たりのよい水辺が選ばれる.球を押しつぶしたような形の卵塊を産出する.産仔数:蔵卵数は500~3,000個.
生態的特性 湿った草原等の地表で採食する.
食性:肉食性.昆虫や昆虫を中心とした地表性の小動物を捕食する.口幅に対して比較的小さな食物を好む.
侵入情報
国内移入分布 八丈島(伊豆諸島). 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 不明.
侵入経路 不明であるが,興味本位あるいは実験材料として運ばれたか,資材等に紛れて非意図的に導入されたと思われる.
侵入年代 文献記録から,1911~1924と考えられている.
影響 不明.地表・土壌性無脊椎動物を捕食すると考えられるが,現在は低密度のため,影響は軽微と考えられる.
影響を受ける在来生物:食物となる地表性の小動物.
法的扱い 特になし.
防除方法 情報整理中
問題点等 情報整理中
海外移入分布 なし.
備考
侵入した本種による問題点は特に指摘されていない.ニホンイタチの侵入により1960年代に激減したとされる.また,水路などの観光開発による生息地の減少も指摘されている.
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