(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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カササギ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 カササギ

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カササギ
分類群 鳥綱 スズメ目 カラス科
(Corvidae, Passeriformes, Aves)
学名 Pica pica
英名等 Magpie, Black-billed magpie, Korean magpie
自然分布 ヨーロッパ全域,北西アフリカ,アラビア半島南西部,アジア中緯度地域,オホーツク海北部沿岸,北アメリカ西部
形態 全長45cm.肩羽,初列風切羽,腹部が白色,体の残りの部分は黒い.翼と尾には緑や青の光沢がある.
生息環境 農耕地,市街地.
繁殖生態 繁殖期:産卵期は3~4月
産仔数:1回に5~7卵
生態的特性 地上で採食することが多い.つがいでなわばりを1年中維持するため,その集落内の巣の数はほぼ安定している.巣は球形で直径60~80cm.秋から冬にかけて大きな群をつくる.北九州に分布する個体群は留鳥.
食性:昆虫,カエル,ザリガニ,小型哺乳類,果実,穀類
侵入情報
国内移入分布 北海道,新潟,長野,福岡,佐賀,長崎,熊本で繁殖が記録されており,秋田,山形,神奈川,福井,兵庫,鳥取,島根,宮崎,鹿児島の各県,島嶼部では佐渡島,対馬で生息が確認されている.九州の個体群は400年ほど前に輸入されたものに由来するとされているが,他地域のものが自然分布かどうかは不明. 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 朝鮮半島
侵入経路 朝鮮半島から人為的に持ち込まれ,野生化した.
侵入年代 598年(飛鳥時代)から輸入記録がある.現在の九州の個体群は,16世紀後半に輸入されたものに由来.
影響 イギリスではカササギの個体数増加が小鳴禽類の卵やヒナの捕食上昇を引き起こし,小鳴禽類の個体数が地域的に減少している.電柱への営巣が漏電事故の原因となる.
影響を受ける在来生物:小鳴禽類
法的扱い 特になし.
防除方法 情報整理中
問題点等 情報整理中
海外移入分布 なし
備考
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