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ドバト

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 ドバト, カワラバト

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ドバト
分類群 鳥綱 ハト目 ハト科
(Columbidae, Columbiformes, Aves)
学名 Columba livia
英名等 Rock dove, Feral pigeon
自然分布 アフリカ北部,中近東,中央アジア,南アジア,中国西部
形態 全長約33cm.羽色は多様.原種(カワラバト)に近いものは,全体が灰青色で,翼に2本の目立つ黒帯があり,尾羽の先端にも幅広の黒帯がある.背と上胸は金属光沢のある緑色と紫色.
生息環境 農耕地,市街地,寺社,裸地,林縁,河川.
繁殖生態 繁殖期:通年繁殖し(4,5月が多い),年3回以上繁殖する.
産仔数:1回に2卵
生態的特性 ひさしの下,ベランダ,橋梁など,雨の当たらない建築物の中で営巣する.
食性:種子,昆虫,人が与える餌
侵入情報
国内移入分布 島嶼域を含むほぼ全国 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 不明.
侵入経路 大和,飛鳥時代から放生会(供養のために捕らえた生き物を野に放つ法会)においてドバトが使用されていた可能性がある.また,食用にもされる.
侵入年代 大和,飛鳥時代.野生のドバトの記録は明治以降に見られる.
影響 海外では在来鳥類と餌資源や営巣場所を巡って競合.在来鳥類の営巣場所に捕食者を誘因するという報告がある.糞害による建物の汚染.農作物の被害.航空機・列車などとの衝突.オウム病,クリプトコッカス病を媒介する.
影響を受ける在来生物:在来鳥類,農作物,人間.
法的扱い 有害駆除対象.
防除方法 有害鳥としてのドバトの駆除は1962年に始まる.餌やりの自粛等.
問題点等 情報整理中
海外移入分布 汎世界的.韓国,東南アジア,欧州各地,アフリカ,オーストラリア,ニュージーランド,北米,中南米など
備考
日本の侵略的外来種ワースト100
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