(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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コジュケイ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 コジュケイ

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コジュケイ
分類群 鳥綱 キジ目 キジ科
(Phasianidae, Galliformes, Aves)
学名 Bambusicola thoracica thoracica
英名等 Chinese bamboo partridge, Chinese bamboo pheasant
自然分布 中国南部
形態 全長28~33cm.雄の方がやや大きい.頭頂から後頸は薄い暗褐色で,眼の上の先から後頸の側と胸は灰褐色.背,腰,腹は薄い褐色で,背には横に並ぶ濃い褐色のまだら,腹には暗褐色のまだらがある.尾は短い.
生息環境 平地から山地の薮の多い疎林や林縁.標高の高いところにはほとんど定着せず,積雪の多い地方は生息に適さないと考えられている.
温度選好性:亜熱帯の鳥で寒さに弱い
繁殖生態 繁殖期:産卵期は4~6月
産仔数:1回に7~8卵
生態的特性 非繁殖期は2~20羽ほどの群で行動することが多い.巣は低木やササの下草でおおわれた場所にくぼみを掘り,草を敷く.国内では留鳥.
食性:草木の葉,種子,昆虫類,クモ類
侵入情報
国内移入分布 本州(一部寒冷地を除く),四国,九州,佐渡島,伊豆諸島,小笠原諸島,淡路島,隠岐,対馬,五島列島,大隅諸島など 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 不明.
侵入経路 1915年に東京で飼育していた2つがいが逸走したのが最初で,1919年に東京付近で放鳥され,個体数が増え続けた.関東大震災の時にも飼い鳥が多く逸出した.昭和5,6年から狩猟鳥として全国各地で盛んに放たれた.
侵入年代 最初の野外放逐は,1915年東京都における逸出.
影響 在来種への影響はほとんどないと考えられているが,御蔵島におけるアカコッコの減少は,コジュケイとの餌資源を巡る競合による可能性が指摘されている.
影響を受ける在来生物:御蔵島ではアカコッコ
法的扱い 狩猟鳥(鳥獣保護法).毎年11月15日から翌年2月15日の期間中に1日5羽までの狩猟が認められている.
防除方法 情報整理中
問題点等 情報整理中
海外移入分布 なし
備考
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