(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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ジャワマングース

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 ジャワマングース (写真なし)
分類群 哺乳綱 食肉目(ネコ目) マングース科
(Herpestidae, Carnivora, Mammalia)
学名 Herpestes javanicus
英名等 Javan mongoose, Small Asian mongoose
自然分布 タイ,インドネシア,ベトナム,カンボジア,マレーシア,ラオス,シンガポール,ミャンマー
形態 頭胴長300-415mm,尾長210-315mm,体重は1,800gまで. 毛色は赤茶色や灰黄色,オリーブがかった茶色などさまざま.鼻はとがり,耳は比較的大きく,四肢は短い.尾は基部が厚く,先端に向かって細くなる.
生息環境 標高1200mまでの森林,低木林,草原,農耕地
繁殖生態 繫殖力が大きく,繁殖期は一年の内約6ヶ月間に相当する.
生態的特性 両生類,爬虫類,小型哺乳類を頻繁に捕食するが,昆虫などの無脊椎動物も捕食する.地中の穴や大木の窪みで生活する.
侵入情報
国内移入分布 なし 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 国内未定着
侵入経路
侵入年代
影響 近縁種フイリマングースHerpestes auropunctatusと同様に,幅広い分類群の在来種の捕食,農業被害,鶏卵や雛の捕食による家禽被害が考えられる.
法的扱い 外来生物法により特定外来生物に指定されている.
防除方法 箱わなや毒えさなど,フイリマングースの防除対策が利用できる.
問題点等 情報整理中
海外移入分布 不明
備考
近年,分子系統解析に基づいて,本種を二種に分割する見解,およびHerpestes属を3属に分割する見解が提出された.これらの分類を採用し,従来ジャワマングースHerpestes javanicusとシノニムないし亜種とされていたフイリマングースH. auropunctatusが別種とされ,日本に定着しているものはフイリマングースであることが明らかになった.これを受け,環境省は2013年9月よりジャワマングースに加え,フイリマングースを新たに特定外来生物に指定した.

令和5(2023)年度 環境省「特定外来生物の市町村別侵入状況の把握のためのアンケート」調査においては,侵入が確認されなかった. 調査結果の詳細について,以下のURLから一覧表を参照されたい. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/category.html
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