(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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タヌキ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 タヌキ

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タヌキ
分類群 哺乳綱 食肉目(ネコ目) イヌ科
(Canidae, Carnivora, Mammalia)
学名 Nyctereutes procyonoides
英名等 Raccoon Dog
自然分布 ベトナム北部,中国東部~東北部,モンゴル東部,ロシア南東部,サハリン,日本列島と周辺離島
形態 全身白毛が少しまだらに入った灰黒色で,長いさし毛がある.尾はふさふさし,目の周囲には黒毛のやや濃いパンダ模様がある.他のイヌ科の種に比べて四肢が短く,ずんぐりした体をしているが,接地する後ろ足の指は4本で,5本指のイタチ科と足跡が区別できる.頭胴長50~60cm,尾長15cm,体重3~5kg.
生息環境 郊外の住宅地周辺から山地まで広く生息.
繁殖生態 繁殖期:交尾期2~4月,出産期5~6月
産仔数:1~8,普通4~5
生態的特性 親子あるいは家族が近い距離に集まり生活,活動する.排泄物を特定の場所に集中するタメ糞を行う.このタメ糞は個体あるいは家族集団間のナワバリ識別の役割があると考えられている.
食性:鳥類,ノネズミ類などの小型動物,昆虫,野生果実
侵入情報
国内移入分布 知夫里島(隠岐諸島),屋久島に移入されている. 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 不明
侵入経路 不明
侵入年代 1980年代
影響 交雑
影響を受ける在来生物:エゾタヌキ
法的扱い (狩猟鳥獣(鳥獣保護法)) ,特になし
防除方法 情報整理中
問題点等 情報整理中
海外移入分布 情報整理中
備考
近年増加している外来種のアライグマとの競合により,タヌキの生息地は奪われつつある.
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