基本・侵入情報 | 参考資料リスト |
侵入情報 | ||
国内移入分布 | 自然分布は判然としないが,多数の周辺島嶼に侵入している. |
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません |
移入元 | 不明 | |
侵入経路 | 交易などに伴う非意図的移入. | |
侵入年代 | 小笠原に持ち込まれたのは1920年ごろと言われている. | |
影響 | 植物・海鳥・ウミガメ・陸産貝類などの捕食.植物食動物との競合.農業被害.人獣共通感染症媒介.伊豆諸島ではツツガムシとペストノミ(ケオプスネズミノミ)の主要寄主,小笠原諸島や南西諸島では広東住血線虫の主要宿主である.希少植物の食害や種子食害による森林の更新阻害なども生じさせる. 影響を受ける在来生物:カンムリウミスズメ(福岡県小屋島),オーストンウミツバメ・メグロ・アナドリ・オナガミズナギドリ(小笠原)などの鳥類,オオハマギキョウなどの植物(捕食).アカガシラカラスバト・オガサワラカワラヒワなど(小笠原)(競合) | |
法的扱い | 特になし | |
防除方法 | 本種の餌が不足する冬季における毒餌の散布.抗凝血製剤など遅効性の毒物が使われ,事前調査で推定されるクマネズミの生息数に合わせて散布量を決定する.人力散布・ヘリコプターによる空中散布・ベイトステーションの設置などが,地形や在来種の分布状況などに応じて使い分けられる.海外では,島嶼において根絶に成功した事例が多数ある. | |
問題点等 | 情報整理中 | |
海外移入分布 | 汎世界的 |
備考 |
世界の侵略的外来種ワースト100
核型や形態などの変異に基づき,日本を含む東アジア~東南アジア~南アジアのものを R. tanezumi とする見解もある. |
基本・侵入情報 | 参考資料リスト |