(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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ドブネズミ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 ドブネズミ (写真なし)
分類群 哺乳綱 齧歯目(ネズミ目) ネズミ科
(Muridae, Rodentia, Mammalia)
学名 Rattus norvegicus
英名等 Norway rat, brown rat
自然分布 シベリア南東部,中国北部,日本(本州・四国・九州)と考えられている.
形態 背面は褐色がかった灰色で,腹面は灰色か黄色がかった白色,耳は小さく,前に倒しても目に達しない.頭胴長110-280mm,尾長175-220mm,後足長27-42mm,体重40-500g.乳頭数には変異があり,1+1+2,2+1+2,2+2+2,3+0+3,3+1+2=8-12がある.
生息環境 都市部など.主に下水,台所の流し,ゴミ捨て場,地下街,食品倉庫など,水を十分に摂取できる比較的湿った場所を好む.水田,耕作地などにもみられる.
繁殖生態 繁殖期:1年中繁殖するが春,秋にピーク
産仔数:1-18,平均8-9
生態的特性 下水管の破損した部分,地面を覆うコンクリートの割れ目 コンクリートの下の空間などに巣を作る.野外では,土堤や土が小高く盛り上がった場所の斜面に穴を掘る.水の中に飛び込み,よく泳ぐ.主に夜行性であるが,害のない状態では昼間も活動する.
食性:動物質を比較的多く食べる(26-86%)が,生息場所により大きく変わる.
侵入情報
国内移入分布 周辺島嶼に移入されている.本州・四国・九州産には自然分布すると考えられているが,人・物の移動に伴って移入が起きている可能性もある. 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 不明
侵入経路 交易などに伴う非意図的移入.
侵入年代 詳しくは不明.小笠原への導入は江戸時代 (1670-1862) と推定されている.
影響 在来生物の捕食.農業被害,人獣共通感染症媒介など.伊豆諸島ではツツガムシの主要宿主.
影響を受ける在来生物:農作物,ヒト・家畜.小島嶼で繁殖する海鳥.
法的扱い 特になし
防除方法 情報整理中
問題点等 情報整理中
海外移入分布 汎世界的
備考
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