天皇皇后両陛下  行幸啓について

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天皇皇后両陛下  行幸啓について

天皇皇后両陛下は、平成22年8月2日(月)、前日の第21回IUPAC化学熱力学国際会議の開会式御臨席とあわせた茨城県地方事情御視察の一環として、国立環境研究所に行幸啓になられました。

両陛下は同日午前10時前に国立環境研究所地球温暖化研究棟に到着され、大垣眞一郎理事長、安岡善文理事及び鏑木儀郎理事並びに環境省からは白石順一総合環境政策局長がお出迎えいたしました。御着後直ちに地球温暖化研究棟交流会議室において、大垣理事長による研究所の概要説明及び竹中明夫生物圏環境研究領域長による生物多様性に関する研究概要説明を御聴取されました。続いて、クワガタ、カブトムシやカエル等の生体標本等を御覧いただきながら、生物多様性と外来生物の問題について五箇公一環境リスク研究センター主席研究員の説明を御聴取されました。特に、侵入生物の繁殖や在来種との交雑の問題について御質問を頂きました。

次の御視察場所の環境試料タイムカプセル棟では、桑名環境研究基盤技術ラボラトリー長による環境試料や絶滅危惧種の細胞の保存に関する説明を御聴取されました後、環境試料長期保存室において、液体窒素資料保存タンク内のトキ、ヤンバルクイナ等の細胞の保存状況を御覧になられました。

御発に当たっては、多数のお見送りの職員に親しく手を振られ、国立環境研究所を後になさいました。

写真:地球温暖化研究棟に御着の天皇皇后両陛下

地球温暖化研究棟に御着の天皇皇后両陛下

写真:五箇主席研究員の説明を御聴取される両陛下

五箇主席研究員の説明を御聴取される両陛下