記者発表 2009年11月6日

ここからページ本文です

国立環境研究所と宇宙航空研究開発機構との
衛星の利用に関する連携協力協定の締結について
(お知らせ)

(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、文部科学省記者会同時発表 )

平成21年11月6日(金)
(独)国立環境研究所 企画部
広報・国際室: 室長 村上正治(029-850-2304)
主査 吾妻 洋(029-850-2309)
(独)宇宙航空研究開発機構広報部 報道グループ
報道グループ長: 大嶋 龍男 (050-3362-2673)
主 任: 萩原 明早香 (050-3362-5102)


(独)国立環境研究所と(独)宇宙航空研究開発機構は、衛星利用に関する連携について連携協力協定を締結しました。両機関は、これまでも個別の共同プロジェクトを推進してきましたが、今回の連携協定締結により、一層の協力関係の強化と研究・開発の推進を目指します。

(独)国立環境研究所(以下「NIES」という。)と(独)宇宙航空研究開発機構(以下「JAXA」という。)は、これまで温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT、平成21年1月23日打ち上げ)プロジェクト等の個別の共同プロジェクトを推進し、数々の成果をあげてきました。

NIESと JAXAは、これまでの協力関係を踏まえ、平成21年11月5日に、宇宙からの地球観測が環境分野の研究推進において重要な役割を果たすとの理解のもとに、それぞれが持てる研究開発能力及び人材を活かした総合力を発揮することが、衛星を利用した環境分野の研究への貢献に有効であることを認識し、衛星利用に関する連携協力協定を締結しました。

今後、両機関は、これまでの共同研究によって構築された協力を発展させ、宇宙からの地球観測における協力関係を一層強化し、環境分野における研究に貢献することを目指します。

この連携協力協定は、両機関の業務分野における研究・開発協力、職員の交流、連携協力を推進するために必要な両機関が所有する情報の提供等、知的財産の取扱、連絡会の開催等を主な内容としており、この締結により、具体的な相互協力を円滑かつ効果的に実施していくこととしています。

(主な連携内容)
(1) 将来の地球観測ミッションに係る協力の可能性の検討
(2) 衛星データの新たな利用の可能性の検討
(3) 衛星データの解析手法、利用アプリケーション等に係る研究開発

以上