平成16年 7月21日(月)
独立行政法人国立環境研究所
主任研究企画官: |
松村 隆 |
(029-850-2310) |
環境情報センター長: |
岩田 元一 |
(029-850-2340) |
担当:企画・広報室 |
松本 公男 |
(029-850-2453) |
情報企画室 |
坂下 和恵 |
(029-850-2341) |
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国立環境研究所では、当研究所の研究成果を国民各層に分かりやすく伝えるため、研究情報誌「環境儀」を発行していますが、このたび第13号を刊行しました。
第13号では、「難分解性溶存有機物」を取り上げ、湖沼に蓄積していると考えられる難分解性溶存有機物の分析手法、分析のための自動分画実装置の開発、難分解性溶存有機物の特性、変動、湖沼環境への影響等の研究成果を中心に紹介しています。
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1.第13号の内容
第13号では、湖沼の環境基準達成率が40%前半と低い状態が続いている原因の一つとして、難分解性溶存有機物に着目し、それによる水質汚濁現象の解明に関する研究を紹介しています。特に、難分解性溶存有機物の分析手法(分画手法)とその自動化、当該物質の特性、湖沼環境中での変動、水道水源になっている場合の健康リスクなど環境への影響等について、研究の取組み、成果を紹介しました。
内容としては、
- 研究担当者へのインタビュー
((今井 章雄 水土壌圏環境研究領域 湖沼環境研究室長)
- 「湖沼において増大する難分解性有機物の発生原因と影響評価に関する研究」の概要
- 難分解性溶存有機物の研究をめぐって
- 「湖沼における難分解性溶存有機物の研究」のあゆみ
のほか、「水中の有機物の指標」、「自動分画装置」、「霞ヶ浦臨湖実験施設」等についてのトピック等で構成されています。
なお、わかりやすい出版物とするため、これまでと同様、所内での検討に加え、外部の科学関連出版の専門家にリライトを依頼しました。
2.閲覧・入手についての問い合わせ先
● 「環境儀」は、研究所のホームページで閲覧することができます。
ホームページアドレス http://www.nies.go.jp/index-j.html
● 冊子の入手については、下記へお問い合わせ下さい。
連絡先:国立環境研究所環境情報センター情報企画室出版普及係
(TEL: 029-850-2343 E-mail:pub@nies.go.jp)
● 「国立環境研究所友の会」の会員の方には、友の会事務局を通じて継続的に送付いたします。
(友の会ホームページ http://tomonokai.eic.or.jp/)
(参考)これまで「環境儀」で取り上げたテーマ |
創刊号
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環境中の「ホルモン様化学物質」の生殖・発生影響 |
第2号
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アジア太平洋における温暖化対策統合評価モデル(AIM) |
第3号
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干潟・浅海域−生物による水質浄化に関する研究 |
第4号
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熱帯林−持続可能な森林管理をめざして |
第5号
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VOC−揮発性有機化合物による都市大気汚染 |
第6号
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海の呼吸−北太平洋海洋表層のCO2吸収に関する研究 |
第7号
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バイオ・エコエンジニアリング−開発途上国の水環境改善をめざして |
第8号
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黄砂研究最前線−科学的観測手法で黄砂の流れを遡る |
第9号
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湖沼のエコシステム−持続可能な利用と保全をめざして |
第10号
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オゾン層変動の機構解明−宇宙から探る 地球の大気を探る |
第11号
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持続可能な交通への道 環境負荷の少ない乗り物の普及をめざして |
第12号 |
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東アジアの広域大気汚染−国境を越える酸性雨 |
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