国立環境研究所の研究情報誌「環境儀」第8号の刊行について
(お知らせ:環境省記者クラブ同時配布)

添付ファイル
環境儀第8号 html版  pdf版(1.3MB)

平成15年4月25日(金)
独立行政法人国立環境研究所
主任研究企画官:高木 宏明(029-850-2310)
環境情報センター長:松井 佳巳(029-850-2340)
担当:企画・広報室滝村 朗(029-850-2453)
情報企画室 竹内 久智 (029-850-2341)



 国立環境研究所では、当研究所の研究成果を国民各層に分かりやすく伝えるための研究情報誌「環境儀」第8号を刊行した。

 第8号では、「黄砂研究」を取り上げ、黄砂の化学的動態、モニタリング及びモデリング等に関する取組、研究成果を中心に紹介している。


1.第8号の内容

 第8号では、平成8年度から開始した「大気エアロゾルの計測手法とその環境影響評価手法に関する研究」をはじめ、現在行っている最新の黄砂研究も取り上げ、黄砂の化学的動態に関する基本的データ、ライダー観測など新たな手法によるモニタリング、黄砂現象を把握するためのモデリングなどの取組、研究成果を中心に紹介した。

 内容としては、

  1. 研究担当者へのインタビュー
     西川雅高
    化学環境研究領域計測技術研究室上席研究員
     杉本伸夫
    大気圏環境研究領域遠隔計測研究室長
     菅田誠治
    大気圏環境研究領域大気物理研究室主任研究員
  2. 「大気エアロゾルの計測手法とその環境影響評価手法に関する研究」の概要
  3. 黄砂研究をめぐって(国内外の取組)
  4. 黄砂研究の歩み

のほか、黄砂やライダーに関する解説コラムで構成されている。

 なお、わかりやすい出版物とするため、これまでと同様、所内での検討に加え、外部の科学関連出版の専門家にリライトを依頼した。

2.閲覧・入手についての問い合わせ先

 ● 「環境儀」は、研究所のホームページで閲覧することができます。
     ホームページアドレス  http://www.nies.go.jp/index-j.html

 ● 冊子の入手については、下記へお問い合わせ下さい。
   連絡先:国立環境研究所環境情報センター研究情報室出版普及係
       (TEL: 029-850-2343)

 ● 「国立環境研究所友の会」の会員の方には、友の会事務局を通じて継続的に送付いたします。
     (友の会ホームページ http://tomonokai.eic.or.jp/

(参考)これまで「環境儀」で取り上げたテーマ
創刊号
  環境中の「ホルモン様化学物質」の生殖・発生影響
第2号
  アジア太平洋における温暖化対策統合評価モデル(AIM)
第3号
  干潟・浅海域−生物による水質浄化に関する研究
第4号
  熱帯林−持続可能な森林管理をめざして
第5号
  VOC−揮発性有機化合物による都市大気汚染
第6号
  海の呼吸−北太平洋海洋表層のCO2吸収に関する研究
第7号
  バイオ・エコエンジニアリング−開発途上国の水環境改善をめざして