日本の北東端に位置する北海道根室市落石岬、国立環境研究所はCO2などの温室効果ガスを測定するための地球環境モニタリングステーションを設置しています。2002年夏、将来を担う世代に環境科学への関心を一層高めてもらうため、この地で高校生・高等専門学校生を対象にしたサイエンスキャンプを開催しました(主催:財団法人 日本科学技術振興財団)。
落石岬の地球環境モニタリングステーション
落石岬の地球環境モニタリングステーションでは、CO2等の温室効果ガスの濃度を観測しています。塔の高さは55.5mあります。
北は北海道、南は沖縄から、男女6名の高校生に今年も参加していただきました。気温15℃以下、少し寒い日となりました。
ステーション内説明
ステーション内部で温室効果ガス測定法など、やや高度な技術について説明を受けています。
実験用葉の採取
外に出て実際の葉を処理して採取します。これは二酸化炭素と植物の関係を理解するための実験です。
光合成速度測定
採取した葉の重さや面積を測り、植物の光合成の速度を測っています。
地球温暖化問題解説

地球温暖化問題を巡る最新の状況を研究者が詳細に解説。実は素朴な疑問の中にも、科学的にまだよくわからないことが多いということがわかります。

修了後撮影
免許皆伝!これからも地球環境に関心を持ち続けていただきますようお願いします。

さらに、サイエンスキャンプの内容について、さらに詳しく知りたい方は、こちらのページもご覧下さい。
また、地球環境モニタリングの詳細については、地球環境研究センターのページで紹介を行っていますので、併せてご利用下さい。