国立環境研究所の研究情報誌「環境儀」第6号の刊行について
(お知らせ:環境省記者クラブ同時配布)

添付ファイル
環境儀第6号 html版  pdf版(1.3MB)

平成14年11月5日(火)
独立行政法人国立環境研究所
主任研究企画官:高木 宏明(0298-50-2310)
環境情報センター長:松井 佳巳(0298-50-2340)
担当:企画・広報室滝村 朗(0298-50-2453)
研究情報室竹内 久智(0298-50-2343)



  国立環境研究所では、当研究所の研究成果を国民各層に分かりやすく伝えるための研究情報誌「環境儀」第6号を刊行した。
  第6号では、海洋のCO2吸収をテーマに、「北太平洋の海洋表層過程による二酸化炭素の吸収と生物生産に関する研究」を取り上げ、北太平洋での貨物船を使ったCO2測定の実際と観測の成果等を中心に紹介している。


1.第6号の内容

 第6号では、平成8〜12年度に実施した「北太平洋の海洋表層過程による二酸化炭素の吸収と生物生産に関する研究」を取り上げ、特に北太平洋での貨物船を使ったCO2測定の実際と観測の成果等を中心に紹介した。

 内容としては、

  1. 研究担当者へのインタビュー
      (野尻幸宏  地球温暖化研究プロジェクトグループ 炭素循環研究チーム 総合研究官)
  2. 「北太平洋海洋表層の二酸化炭素吸収に関する研究」の概要
  3. 海洋の二酸化炭素吸収に関する研究をめぐる国内外の動向
  4. 「北太平洋の海洋表層過程による二酸化炭素の吸収と生物生産に関する研究」の全体構成
のほか、海洋のCO2吸収メカニズムや、地球環境研究センターで行っているモニタリング事業に関する解説コラムで構成されている。

 なお、わかりやすい出版物とするため、これまでと同様、所内での検討に加え、外部の科学関連出版の専門家にリライトを依頼した。


2.閲覧・入手についての問い合わせ先

 ● 「環境儀」は、研究所のホームページで閲覧することができます。
     ホームページアドレス  http://www.nies.go.jp/index-j.html

 ● 冊子の入手については、下記へお問い合わせ下さい。
   連絡先:国立環境研究所環境情報センター研究情報室出版普及係
       (TEL: 0298-50-2343)

 ● 「国立環境研究所友の会」の会員の方には、友の会事務局を通じて継続的に送付いたします。
     (友の会ホームページ http://www.nies.go.jp/tomonokai/


(参考)これまで「環境儀」で取り上げたテーマ

 創刊号:「環境中の『ホルモン様化学物質』の生殖・発生影響」
 第2号:「アジア太平洋における温暖化対策統合評価モデル(AIM)」
 第3号:「干潟・浅海域−生物による水質浄化に関する研究」
 第4号:「熱帯林−持続可能な森林管理をめざして」
 第5号:「VOC−揮発性有機化合物による都市大気汚染」