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Leptastrea bewickensis Veron, Pichon and Wijsman-Best, 1977  

ヒメルリサンゴ

Incertae sedis 所属科未定

Leptastrea Milne Edwards and Haime, 1848 ルリサンゴ属

撮影:深見裕伸(西之表市西浦、水深12m)

 

莢は長径4〜5mm。

成長形:被覆状群体。群体表面は平坦で、コブ状に盛り上がることは少ない。

軟体部の色彩と特徴:主に褐色。群体表面の色彩がまだらになるものも見られる。個体間隔は狭く、隣接個体との境界は不明瞭。昼間でも触手をよく伸ばすが、よく突出した1次隔壁は認識できる。

骨格の特徴:個体は多角形で、セリオイド型に配列。莢の長径は4〜5mmの個体がほとんどで、群体上での個体の大きさや形はよく揃う。隔壁は3次まで発達し、莢壁上縁で突出する。特に1次隔壁がよく突出するため、群体表面は粗く見える。1次隔壁は長く、莢心まで達する。2次隔壁は短く、長いものでも1次隔壁の1/2ほど。3次隔壁はさらに短く、莢壁上縁でわずかに発達する程度。軸柱は、莢心にある1本の小さな棒状突起、その外側の1次・2次隔壁の内縁に発達する2〜3個のパリ、両者を連結する小幅体からなるが、それらのどれかが未発達または不明瞭で、軸柱が目立たないことが多い。

生息環境:礁池や浅礁湖の岩盤が広く露出するところや、礁斜面・岩礁斜面で見られる。

国内での分布:種子島以南。種子島では普通種。

 

   

西平・Veron (1995)での出現記録:○

 

 

 


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