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Psammocora albopicta Benzoni, 2006  

ベルベットサンゴ

Psammocoridae Chevalier and Beauvais, 1987 アミメサンゴ科

Psammocora Dana, 1846 アミメサンゴ属

撮影:深見裕伸(中種子町馬立の岩屋、水深5m)

 

1〜1.5mmと小さい。

成長形:被覆状群体。岩盤を被覆しながら、長径が50cm以上の大型になることが多い。群体によっては、表面に直径2〜3cm、高さ1cm程度の円丘状の不規則な盛り上がりが複数形成されたり、周縁が基盤から遊離して、やや葉状〜板状に張り出したりすることがある。

軟体部の色彩と特徴:主に赤褐色。温帯域では鮮やかな黄緑色になり、昼間でも短い触手を伸ばすため、群体表面がビロード状の光沢をもつことが多い。個体の口盤だけが淡い色になることもある。

骨格の特徴:個体は多角形、莢の長径は1〜1.5mmで小型、サムナステロイド型配列。莢は浅く、個体間隔は1mm未満で狭いため、群体表面が平滑に見える。表面に円丘状の突起を持つ群体では、短く背が低いコリンが形成されることがある。その場合、莢が深く、個体配列がセリオイド型またはややメアンドロイド型に見える。隔壁・肋は3次まで発達。1次・2次隔壁はほぼ同じ厚さで放射状に配列し、莢心に向かうにつれて薄くなりつつ、尖筆状の小さな軸柱に達する。3次隔壁は短く、1次・2次隔壁の半分以下の長さ。群体によっては、1次・2次隔壁が部分的に融合して花弁状の配列になることがある。また、隣接する隔壁・肋の間をシナプティキュラが蜘蛛の巣状につなぎ、シナプティキュラ輪が形成されることがある。隔壁・肋の上縁には、先端が多方向に分岐した鋸歯がよく発達するため、隔壁・肋は実際よりも厚く、群体表面はザラザラして見える。

生息環境:礁斜面または岩礁斜面の水深15m以深で見られる。開放的な湾内などの波当たりの弱いところでは、より浅い水深で見られることがある。

国内での分布:千葉県館山・長崎県対馬以南。種子島では稀。

補足:本種はPsammocora profundacella アミメサンゴやP. nierstraszi ヒダアミメサンゴ(本ガイド未掲載種)と混同されているため、種子島以南での生息状況については再検討が必要である。ベルベットサンゴの和名を担うのはP. superficialis ではなく本種である。

   

西平・Veron (1995)での出現記録:○(B. wellsiとして記録)

 

 

 


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