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Pocillopora damicornis (Linnaeus, 1758)  

ハナヤサイサンゴ

Pocilloporidae Gray, 1840 ハナヤサイサンゴ科

Pocillopora Lamarck, 1816 ハナヤサイサンゴ属

撮影:出羽尚子(西之表市大久保港、水深4m)

 

第3分枝は第1・第2分枝の先端で多い。

成長形:芝草コリンボース状〜芝草状群体。サンゴ礁の礁池や浅礁湖ではきれいなドーム型〜半球形になりやすい。ただし、礁縁や礁斜面の浅所などの波当たりの強いところでは、稀に楔状群体になることもある。群体の高さが10cmを超えることは稀。

軟体部の色彩と特徴:主に淡褐色で、莢内は濃い色になる。

骨格の特徴:第3分枝まで発達。第1分枝は、基部横断面が短径8mm〜1cmの楕円形で、枝の長さ4〜5cmのものが多い。第2分枝も楕円形で、短径6mm前後、枝の長さ1.5〜2cm。イボ状の突起部に相当する第3分枝の基部では、横断面は円形、直径2〜4mm。第3分枝の長さは2〜5mmのものが多いが、6mm以上に伸びたものも見られる。第3分枝は、第1・第2分枝の先端周辺で多く見られ、第3分枝間の距離はほぼ3mm未満。個体は直径1mm前後のものが多い。第1分枝の下方や群体基部の個体は円形で、それらの間隔は離れる。一方、第1分枝の上方や第2・第3分枝の個体は、角ばった円形〜多角形で、隣接個体が莢壁の一部を共有する。隔壁や軸柱の発達は悪いが、一部の個体では、細い針状〜短い板状の1次・2次隔壁や、短い円柱状〜低い楕円丘状の軸柱が認められることがある。共骨表面には、細くやや扁平な単一尖端棘や細分尖端棘が発達する。

生息環境:礁池や浅礁湖内で見られる。波浪の弱い礁斜面や岩礁斜面でも水深10m以浅で見られることがある。

国内での分布:串本・五島中通島以南。種子島では普通種。

補足:本種はこれまでPocillopora acuta (本ガイド未掲載種)と混同されていたため、国内での両種の生息状況を再検討する必要がある。

* 種子島初記録種

西平・Veron (1995)での出現記録:S. pistillataとして記録した可能性あり

 

 

 


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