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Favites halicora (Ehrenberg, 1834)  

マルカメノコキクメイシ

Meruliniidae Verrill, 1865 サザナミサンゴ科

Favites Link, 1807 カメノコキクメイシ属

撮影:杉原 薫(西之表市大久保港、水深4m)

 

莢の長径は8mm〜1.2cm。

成長形:被覆状〜準塊状群体。

軟体部の色彩と特徴:褐色〜緑色。口盤または隔壁・肋の上縁が明るめの色彩になることがある。莢壁は厚く、莢は浅く、口盤は小さく見える。1次隔壁が不規則に突出した個体が見られることがある。

骨格の特徴:個体は円形〜やや丸みを帯びた多角形で、莢の長径は8mm〜1.2cmほど。それらの配列はプロコイド型にもセリオイド型にもなる。莢壁は2mmほどで、頂部は丸みを帯びていることが多い。隔壁・肋は4次まで発達し、莢壁上縁で突出することなく、莢心に向かって急傾斜で落ち込む。しかし、大きな軸柱が莢内の浅いところでよく発達するため、莢内はそれほど深く見えない。1次・2次隔壁は完全に軸柱に達し、それらの内縁はよく肥厚して、パリ状葉またはパリが発達することも少なくない。3次隔壁は、厚さは1次・2次隔壁とほぼ同じだが、軸柱が大きく発達した個体を除けば、それらが軸柱に達することはない。4次隔壁は他の隔壁に比べて薄く、莢壁上縁でわずかに形成される程度。肋は短く、ほぼ長さが揃っている。隔壁・肋の上縁には、丸くて先端が尖り、側面に顆粒状突起を備えた鋸歯がよく発達する。そのため、個体の表面はザラついて見える。軸柱は円形〜楕円形で、長径は小さく1mm、大きいものは3mmほどになる。それらは、よく突出したパリ状葉やパリで囲まれるため、よく目立つ。

生息環境:礁池・浅礁湖の岩盤上から礁斜面や岩礁斜面の深場まで広く見られる。

国内での分布:種子島以南。種子島では稀。

補足:本種はFavites abdita カメノコキクメイシ(本ガイド未掲載種)とよく混同されているため、国内での分布状況の再検討が必要である。

   

西平・Veron (1995)での出現記録:○(Favia rotundataとして記録)

 

 

 


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