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Echinopora cf. gemmacea (Lamarck, 1816)

オオリュウキュウキッカサンゴ

Meruliniidae Verrill, 1865 サザナミサンゴ科

Echinopora Lamarck, 1816 リュウキュウキッカサンゴ属

撮影:目ア拓真(西之表市上古田、水深10m)

 

莢径は3〜5mm。

成長形:被覆状群体。ただし、群体裏面が完全に基盤に固着することはない。群体周縁は葉状になって張り出すことが多い。

軟体部の色彩と特徴:薄紫色、クリーム色や緑色〜褐色。群体周縁で色が淡くなることが多い。群体表面はザラザラして見える。

骨格の特徴:個体は頂部が凹んだ半球形〜円筒形で、莢径3〜5mm、同一群体上での大きさ、向きや突出の程度は不揃い。隔壁は3次まで発達し、たまに不完全な4次隔壁が見られることもある。1次・2次隔壁は軸柱まで達する。1次隔壁は、2次隔壁に比べて莢壁上縁近くでやや厚くなるが、その違いは肉眼で区別しにくい。3次隔壁は薄く、莢壁上縁から莢内に向かってわずかに伸長する程度だが、軸柱近くまで伸長しているものもある。1次・2次隔壁の上縁や共骨表面では、高さや太さのよく揃った鋸歯と針状突起が密に発達する。明瞭な肋は発達しないが、針状突起が莢壁の外側や群体周縁で規則正しく並んで肋状に見える。1次隔壁上縁の鋸歯の数は、パリ状葉部も含めると4つだが、パリ状葉が未発達または中間の鋸歯2つが融合している時は2〜3つに見える。2次隔壁では莢壁上部付近に2つ確認できる。

生息環境:開放的な礁斜面や岩礁斜面の水深10m以浅で見られる。礁池や浅礁湖でも見られることがある。

国内での分布:和歌山県串本以南。種子島では稀。

補足:本種の個体の大きさ、隔壁・肋の上縁の鋸歯の形状と莢壁の突出度合は、Echinopora gemmacea (本ガイド未掲載種)のタイプ標本のそれらと異なっている。また本種はE. lamellosa リュウキュウキッカサンゴとも混同されている。よって本種は、更なる分類学的検討と国内での生息状況の再検討が必要である。

* 種子島初記録種

 

 

 

 


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