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Dipsastraea (Veron, Pichon and Wijsman-Best, 1977)  

和名なし

Meruliniidae Verrill, 1865 サザナミサンゴ科

Dipsastraea de Blainville, 1830 キクメイシ属

撮影:杉原 薫(中種子町馬立の岩屋、水深6m)

 

莢の長径は5mm〜1.2cm。

成長形:準塊状〜塊状群体。

軟体部の色彩と特徴:緑色〜褐色。群体表面がまだら模様になり、所々不規則に灰色や黄色になることが多い。

骨格の特徴:個体はきれいな円形〜やや楕円形で、莢の長径は5mm〜1.2cmで、多くは7〜9mm。個体配列は完全なプロコイド型で、一様に分布するが、個体間隔は狭いものもあれば広いものもある。莢壁は厚く、1〜3mmほど円筒状に突出する。隔壁・肋は4次まで発達し、等間隔できれいな放射状に配列する。1〜3次隔壁は軸柱に達する。4次隔壁は他の隔壁の半分程度の長さで、軸柱まで達しない。隔壁は莢心に向かって急傾斜で落ち込むが、1次・2次隔壁の内縁に発達するパリ状葉によって、莢はそれほど深く見えない。肋は隔壁よりも厚く、次数によらずほぼ同じ長さで、突出個体を除けば短い。隔壁・肋の上縁には、分岐した鋸歯がほぼ等間隔で配列する。また隔壁・肋の側面には、先端の鋭く尖った短い顆粒状突起がよく発達する。軸柱は直径1.5〜2mmほどの円形でよく発達する。

生息環境:やや遮蔽的な岩礁斜面の水深15m以浅で見られる。開放的な湾内ではより浅所でも見られる。

国内での分布:和歌山県串本・長崎県上五島中通島以南。種子島では普通種。

補足:本種はDipsastraea lizardensis リザードキクメイシ(本ガイド未掲載種)と混同されているため、国内での生息状況は再検討が必要。

   

西平・Veron (1995)での出現記録:○(Favia pallidaとして記録)

 

 

 


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