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Lobophyllia robusta Yabe, Sugiyama and Eguchi, 1936  

ハナガタサンゴ

Lobophylliidae Dai and Horng, 2009 オオトゲサンゴ科

Lobophyllia de Blainville, 1830 ハナガタサンゴ属

撮影:松本 尚(西之表市西浦、水深10m)

 

肋上縁では鋸歯の発達が悪い。

成長形:群体が小さなときは被覆状〜準塊状で、Symphylliaダイノウサンゴ属と間違いやすい。群体の成長とともに、きれいな半球形の花束状群体になる。

軟体部の色彩と特徴:色彩は茶褐色、赤色や緑色など様々。蛍光色が強いものや群体表面がまだら模様になるものもある。軟体は肉厚だが、低次隔壁の上方が不規則な点線状に盛り上がる。

骨格の特徴:個体の長径4cm前後、それらが連なって個体配列はファセロイド型からフラベロメアンドロイド型になる。小さな群体ではメアンドロイド型になりやすく、莢壁に相当するコリンは厚さ4〜8mm、高さ2〜3cm程度。並列するコリン上縁の間隔も2〜3cm程度になる。コリン頂部には、大きな溝が形成されることも多い。一方、その他の配列をもつ大きな群体では、隣り合った枝状部が部分的に融合したり、直径1cm前後、高さ2.5cmほどのモンティクルを形成したりすることがある。隔壁は5次までで、厚さや長さ、コリン上縁での突出度合は次数ごとによく揃う。特に1次隔壁は他の隔壁に比べて顕著に厚く、2mm以上に肥厚するのでよく目立つ。隔壁上縁には先端が丸みを帯びた大きな鋸歯が発達するが、肋では発達が悪い。軸柱は円形〜楕円形、長径4〜8mmで大きいが、群体周縁では不明瞭または欠く個体も多く見られる。

生息環境:波浪の影響の少ない岩礁斜面の水深5〜20mで見られる。

国内での分布:静岡県西伊豆・長崎県上五島中通島以南。種子島では普通種。

補足:本種のタイプ産地は高知県土佐清水市三崎。本種はLobophyllia hemprichii オオハナガタサンゴやSymphyllia valenciennesi (本ガイド未掲載種)と混同されているため、国内での生息状況は再検討が必要。ハナガタサンゴの和名を担うのはS. valenciennesi ではなく本種である。

* 種子島初記録種

 

 

 

 


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