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Polyphyllia talpina (Lamarck, 1801)  

イシナマコ

Fungiidae Dana, 1846 クサビライシ科

Polyphyllia Quay and Gaimard, 1833 イシナマコ属

撮影:野村恵一(西之表市上古田、水深20m)

*生時写真の群体とは別群体(沖縄県石垣島伊原間湾、水深20mで採集)

 

成長形:群体は非固着性。外形は主に扁平な楕円形で、成長に伴って群体中央部が凸型に盛り上がってくる。長径が数十cmになるまで成長する。

軟体部の色彩と特徴:褐色。昼間でも、群体表面から満遍なく触手を伸ばしている。触手の先端は細く、わずかに白い。

骨格の特徴:個体は多角形で、長径1cm前後のものがほとんど。個体配列は基本的にサムナステロイド型。楕円形群体では、盛り上がった中心部の長軸方向に複数の個体が直線状に並び、さらにその左右に複数の個体がほぼ平行に並列することがある。隔壁は3次まで発達する。特に群体周縁の個体では、周縁側の隔壁がよく伸長し、ほぼ平行に配列する。隔壁の上縁と側面には、顆粒状の装飾を持つ鋸歯と突起がそれぞれ発達する。そのため、隣接する隔壁間は狭く見える。1次・2次隔壁は軸柱に達する。1次隔壁は莢壁上縁で非常に厚く、上方によく突出するが、莢内では著しく薄く、突出することもない。また個体によっては、1次隔壁が短い花弁状になることがある。2次隔壁は薄く、莢壁上縁から軸柱近くまでほぼ同じ厚さ。3次隔壁は発達が悪く、軸柱に達することはない。軸柱は1次・2次隔壁内縁のパリ状葉と隣接する隔壁間をつなぐトラベキュラで形成されるが、中心に明瞭な棒状突起などは見られない。群体裏面には肋が形成されるが、次数あるいは肋自体を識別することが困難なことが多い。肋の上縁には、大きさがよく揃い、先端に顆粒状の装飾を持つ鋸歯がよく発達する。個体壁は緻密で、不規則に孔が見られる。

生息環境:波当たりの弱い礁斜面や岩礁斜面の砂礫底で見られる。

国内での分布:種子島以南。種子島では稀。

 

   

西平・Veron (1995)での出現記録:○

 

 

 


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