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Galaxea fascicularis (Linnaeus, 1767)  

アザミサンゴ

Euphylliidae Alloiteau, 1952 ハナサンゴ科

Galaxea Oken, 1815 アザミサンゴ属

撮影:立川浩之(中種子町馬立の岩屋、水深20m)

隔壁は莢壁上縁で鋭く突出する。

 

成長形:被覆状〜塊状群体。

軟体部の色彩と特徴:緑色〜黄緑色、褐色〜赤褐色など。莢の上方によく伸びた隔壁によって、個々の個体がアザミの花弁状に見える。触手は昼間でもよく伸び、その先端は白く見える。

骨格の特徴:個体の配列はプロコイド型。個体は円形〜角ばった楕円形で、群体の中心付近の個体ほど大きく、周縁のものほど小さい。群体中心部での個体は、長径が5〜7mm、泡状の共骨表面から8mm〜1cmほど円柱〜楕円柱状によく突出する。隣接する個体の間隔は2〜3mm。このように群体上での個体の大きさ、突出度合や間隔がよく揃うので、個体は整然と配列しているように見える。隔壁は3次まで発達し、隔壁はどれも莢壁上縁で厚く、上方に鋭く突出する。それらは莢壁上縁から莢心に向けて薄くなりながら急傾斜で落ち込む。1次・2次隔壁は莢心まで達するが、3次隔壁はそれらの半分ほどの長さで莢心には達しない。通常、軸柱は未発達だが、個体によっては1次・2次隔壁の内縁部が湾曲しながら肥厚し、隣接するものと密着して軸柱状の構造を形成するものもある。肋はわずかに発達するが目立たない。群体の裏面では、同心円状に発達したエピテカが見られる。

生息環境:サンゴ礁の礁池・浅礁湖〜礁斜面や岩礁斜面の水深20m以浅で見られる。

国内での分布:和歌山県串本以南。種子島ではたまに見られる。

補足:本種はGalaxea astreata (本ガイド未掲載種)と混同されているため、国内での生息状況の再検討が必要。

* 種子島初記録種

西平・Veron (1995)での出現記録:Diaseris distortaとして記録した可能性あり

 

 

 


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