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Pavona maldivensis (Gardiner, 1905)  

モルジブシコロサンゴ

Agariciidae Lamarck, 1801 ヒラフキサンゴ科

Pavona Lamarck, 1801 シコロサンゴ属

撮影:深見裕伸(中種子町馬立岩屋、水深12m)

 

個体が丘状に突出しやすい。

成長形:主に被覆状群体で、群体周縁は葉状になることが多い。また、群体中央に小さな楔状や棍棒状の突出部を持つものもよく見られる。

軟体部の色彩と特徴:灰色がかった褐色や緑色。葉状部の周縁や楔状〜棍棒状部の頂部の色は淡くなる。口盤が黄色などの違う色になった群体も多い。

骨格の特徴:個体は主に直径2〜3mmの円形だが、群体周縁では楕円形になることもある。楔状〜棍棒状部の頂部を除けば、隣接する個体間は離れており、サムナステロイド型に配列する。ただし、個体が丘状に突出しやすいため、プロコイド型配列のように見える。群体の裏面に個体が形成されることはない。群体上での個体の大きさや個体間隔は不規則。隔壁・肋は3次まで発達する。1次・2次隔壁は厚さも長さもほぼ同じで、軸柱まで達する。3次隔壁はそれらよりもやや薄くて短く、軸柱には達しない。軸柱は円柱状〜楕円柱状で、楔状〜棍棒状部の頂部の個体では未発達のものもある。

生息環境:波当たりの弱い礁斜面の水深20m以浅で見られる。

国内での分布:種子島以南。種子島では稀。

 

   

西平・Veron (1995)での出現記録:○

 

 

 


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