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Pachyseris speciosa (Dana, 1846)  

リュウモンサンゴ

Agariciidae Lamarck, 1801 ヒラフキサンゴ科

Pachyseris Milne Edwards and Haime, 1849 リュウモンサンゴ属

撮影:松本 尚(西之表市大原、水深10m)

 

並行するコリンの間隔は2mm前後。

成長形:葉状〜被覆状群体。

軟体部の色彩と特徴:褐色〜緑色。

骨格の特徴:個体は群体上面だけに分布。群体表面には、群体の中心から同心円状にコリンがよく発達し、平行に並ぶコリンの間に個体が配列するが、個々の個体は不明瞭。コリンは厚さ1〜1.5mm、高さ1〜2mmほど。並行するコリンの間隔すなわち個体直径は2mm前後。コリンの一部が途切れたところでは、モンティクルが発達することがある。個体の隔壁はコリン頂部から軸柱まで発達し、ほぼ同じ厚さ・長さで次数の違いは不明瞭、コリンの面に対して垂直に等間隔で整然と配列する。莢心に明瞭な軸柱を観察することはできないが、棒状または短い板状の軸柱がたまに見られることがある。群体裏面の周縁では、上縁に微小な鋸歯を持つ肋がよく発達する。これらの次数は不明だが、厚くてやや突出した肋と薄くてあまり突出しない肋が交互に並ぶ。

生息環境:礁斜面や岩礁斜面の水深10m以深で見られる。礁池や浅礁湖の岩陰でも見られることがある。

国内での分布:和歌山県串本以南。種子島ではたまに見られる。

 

   

西平・Veron (1995)での出現記録:○(P. minutaとして記録)

 

 

 


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