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Leptoseris yabei (Pillai and Scheer, 1976)  

チヂミセンベイサンゴ

Agariciidae Lamarck, 1801 ヒラフキサンゴ科

Leptoseris Milne Edwards and Haime, 1849 センベイサンゴ属

撮影:目ア拓真(中種子町馬立の岩屋、水深13m)

 

放射状に発達したコリンがよく目立つ。

成長形:葉状〜板状群体。群体がほぼ平坦なもの、同心円状に波打つもの、葉状部が幾重にも重なったものも見られる。

軟体部の色彩と特徴:緑色〜褐色。群体周縁とコリン上縁は白っぽくなる。小さな群体でも中心個体は見られない。

骨格の特徴:群体表面のコリンには、放射状に連なるものと同心円状に連なるものが見られ、コリンが格子状になったところの内側に1個〜複数個の個体がサムナステロイド型に配列する。同心円状よりも放射状のコリンのほうがよく目立つ。扁平な群体ほどその連続性がよく、同心円状に波打った群体では連続性が悪い。個体は楕円形〜多角形、長径2〜5mm、群体上面のみに分布する。隔壁・肋は4次まで発達する。1次・2次隔壁は3次・4次隔壁よりも上方に突出し、莢心近くまでよく伸びる。3次・4次隔壁は1次・2次に比べてやや薄く、莢心まで達することはない。軸柱は細い円柱状か、欠ける。群体の裏面は幅2.5mm〜1cmの畝状になっており、幅が狭いところでは畝の間が深い切れ込みになる。

生息環境:礁斜面や岩礁斜面の水深10m以深で見られる。

国内での分布:和歌山県串本以南。種子島では稀。

 

   

西平・Veron (1995)での出現記録:○

 

 

 


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