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Montipora grisea Bernard, 1897  

グリセアコモンサンゴ

Acroporidae Verrill, 1902 ミドリイシ科

Montipora de Blainville, 1830 コモンサンゴ属

撮影:杉原 薫(西之表市大久保港、水深6m)

 

莢径は約0.7mm。

成長形:被覆状。群体の長径は約30cm。

軟体部の色彩と特徴:共肉は淡褐色。

骨格の特徴:個体は不規則に分布し、個体間隔は個体1〜3個分である。ほとんどの個体は共骨から1mm程度突出する。莢径は約0.7mm。隔壁は棘状の列よりなるが、方向隔壁は個体により歯状板を形成する場合がある。また、方向隔壁は概して不明瞭であるが、個体によっては片側1本枚のみが認められ、長さは約0.7Rである。1次隔壁は完全・やや不規則で長さは0.6R以下、2次隔壁は不完全・不規則で長さは0.4R以下。莢壁輪はやや明瞭で、薄いリング状。共骨上にはコンパクトな微小突起が密に分布し、個体の周囲のものは莢壁輪と接合して不完全な筒状の莢骨壁を形成する。

生息環境:水深10m以浅の浅所。

国内での分布:種子島以南。種子島では稀。

補足:個体のほとんどがわずかに突出するのが本種の特徴で、微小突起を持つ他の種と区別される。

* 種子島初記録種

 

 

 

 


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