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Acropora cf. selago (Studer, 1878)

和名なし

Acroporidae Verrill, 1902 ミドリイシ科

Acropora Oken, 1815 ミドリイシ属

撮影:鈴木 豪(中種子町大塩屋、水深1m)

 

第2分枝は直径が7〜9mm。

成長形:高さ5cm未満のコリンボース状〜芝草コリンボース状群体。

軟体部の色彩と特徴:主に褐色。

骨格の特徴:第2分枝まで発達。第2分枝は円柱形で大きさがよく揃い、中軸個体が1つだけの第2分枝では、直径7〜9mm、長さ2〜3cm。隣接した第2分枝の中軸個体間の距離は1.5cm前後。中軸個体は緻密で外径2〜2.5mm、あまり突出しない。1次隔壁は長さ1/2〜2/3Rほど。放射個体は欠刻状〜唇弁状、開口部は円形〜卵形で、外径1〜2mm、よく張り出す個体とほとんど張り出さない個体の2タイプがある。1次隔壁は長さ1/3〜1/2R。共骨表面は、放射個体の外側では肋状、放射個体間では網目状で、その表面には単一尖端棘が整列する。

生息環境:潮通しのよい礁池・礁湖や、礁縁から礁斜面の水深10m以浅で見られる。

国内での分布:種子島以南。種子島では稀。

補足:本種は西平・Veron (1995) でAcropora sp. Japan 2 として掲載されている種だと思われる。本種は、Acropora selago タチハナガサミドリイシ(本ガイド未掲載種)のほか、A. digitifera コユビミドリイシやA. millepora ハイマツミドリイシ(本ガイド未掲載種)と混同されている可能性があり、国内での生息状況については再検討が必要である。

   

西平・Veron (1995)での出現記録:○

 

 

 


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