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気液界面曝露法による培養細胞を用いたPM毒性評価研究の新たな展開(令和 3年度)
New development of PM toxicity evaluation research using cultured cells by air-liquid interface exposure method

研究課題コード
2122AN002
開始/終了年度
2021~2022年
キーワード(日本語)
気液界面曝露法,ぴーえむ,培養細胞,エージング,毒性評価
キーワード(英語)
air-liquid interface exposure method,PM,cultured cells,aging,toxicity evaluation

研究概要

気液界面(ALI)曝露法により気相中の粒子状物質(PM)を培養細胞に曝露して毒性評価を行う。燃焼起源由来PMのエージングによる毒性変化および大気中マイクロプラスチック(MP)自身とMPへのVOCの吸着現象による毒性変化を評価する。その実現のため、PMの発生手法の確立と、ALI法による毒性評価手法の確立を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

ALI曝露法はPM性状を保った上での毒性評価が可能であり国外では活用され始めている。本課題代表者らはPM曝露量の定量化や感度の高いアッセイ法を確立しその手法を応用できる段階にきた。一方大気中におけるエージングによるPM毒性変化や大気中MPの健康影響がクローズアップされている。本研究ではこれらのPMの毒性評価を目的とし、その評価を通じてALI法によるPM毒性評価手法を確立し、新たな展開の基盤を作ることを達成目標とする。一年目はディーゼル排気粒子(DEP)をOHラジカルと定量的に反応させ、制御されたエージング時間のエアロゾル系を確立する。一方MPはポリスチレンラテックス粒子を用いる。MPをエアロゾル化し、DEPを除去したディーゼル排気ガスと混合させる系を確立する。これらをALI曝露するための準備を行う。また、DEPおよびエージングDEPのALI曝露を行い、毒性評価を行う。また、ALIに適用するための細胞培養の最適化を行う。二年目はALI曝露によりMPの毒性評価を行う。

今年度の研究概要

一年目はディーゼル排気粒子(DEP)をOHラジカルと定量的に反応させ、制御されたエージング時間のエアロゾル系を確立する。一方MPはポリスチレンラテックス粒子を用いる。MPをエアロゾル化し、DEPを除去したディーゼル排気ガスと混合させる系を確立する。これらをALI曝露するための準備を行う。また、DEPおよびエージングDEPのALI曝露を行い、毒性評価を行う。また、ALIに適用するための細胞培養の最適化を行う。

関連する研究課題
  • 25563 : 資源循環分野(ア先見的・先端的な基礎研究)
  • 25566 : 環境リスク・健康分野(ア先見的・先端的な基礎研究)

課題代表者

藤谷 雄二

  • 環境リスク・健康領域
    統合化健康リスク研究室
  • 主幹研究員
  • 博士(工学)
  • 工学
portrait

担当者