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閉鎖性海域における気候変動による影響把握等検討業務(平成 30年度)
Assessment of impact of climate change on the environment of an enclosed sea in Japan

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
1818BY008
開始/終了年度
2018~2018年
キーワード(日本語)
気候変動,閉鎖性海域,影響評価,適応策
キーワード(英語)
climate change,semi-enclosed sea,impact assessment,adaptation

研究概要

瀬戸内海では、「瀬戸内海環境保全基本計画」(平成27年2月閣議決定)等を背景として、きれいで豊かな海の実現に向けた取組みとともに、気候変動がもたらす生物多様性・生物生産性への影響や適応策に関する調査研究等が推進されている。本研究では、1970年代以降における水質や底生生物の長期変遷と気候変動影響の関係性の評価、植物プランクトンへの気候変動影響の実験的検討、数値シミュレーションモデルによる気候変動影響の将来予測を実施し、閉鎖性海域における気候変動影響の把握と適応策の検討に資する科学的知見を提示する。

研究の性格

  • 主たるもの:行政支援調査・研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

太平洋から瀬戸内海全域の海水温上昇を含む気候変動に係る環境変数ならびに瀬戸内海の生物多様性・生物相に関するマクロ的な解析を行う。近年の植物プランクトン優占種遷移(大型珪藻出現)に関わる水産被害に鑑み、環境変数変動と優占種遷移との関連性を解明するための実験的手法の検討を行う。気候変動が瀬戸内海の水質、生物多様性、生物生産性に及ぼす影響を評価するための数値シミュレーションモデルを開発し、将来予測を実施する。

今年度の研究概要

海水温・水質・底質・底生動物群集構造の長期変動とそれらの相互関係に関して、湾灘毎あるいは適切な海域区分における特性評価、並びに評価結果の妥当性の検証を行い、これまでに気候変動の影響を受けたと予測される環境項目・生物種・海域等を抽出する。植物プランクトンの優占種交代における海水温等の影響評価のためのデータを整備するとともに、優占種交代の数値実験による評価と培養実験による検証を行い、気候変動による植物プランクトン動態への影響予測に資する知見を提示する。瀬戸内海の流動・水質・底質の将来予測シミュレーションを実施し、予測結果の不確実性を評価するとともに、気候変動の影響を受ける事象・項目を抽出する。これらの結果を踏まえて、気候変動によって水質や生物多様性・生物生産性が負の影響を有意に受ける脆弱海域を特定するとともに、気候変動に対して順応・防御が可能な施策群を整理し、今後の適応策検討の方向性を提示する。

外部との連携

筑波大学生命環境系 秋山千亜紀 特任助教

課題代表者

東 博紀

  • 地域環境研究センター
    海洋環境研究室
  • 主任研究員
  • 博士(工学)
  • 土木工学,農学,水産学
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担当者