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平成29年度化学物質環境リスク初期評価等実施業務(平成 29年度)
Implementation of initial risk assessment of environmental chemicals in FY2017

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
1717BY006
開始/終了年度
2017~2017年
キーワード(日本語)
環境リスク評価,水生有害性評価,曝露評価
キーワード(英語)
Environmental risk assessment,aquatic hazard assessment,exposure assessment

研究概要

環境中に存在する多数の化学物質の中から、人の健康や生態系に対して有害な影響を及ぼす可能性のあるものを効果的に抽出し、効率的に環境リスク管理施策を進めていくため、化学物質の環境リスク初期評価を進めており、その結果を「化学物質の環境リスク評価」(通称「グレー本」)として公表してきている。内外の動向を踏まえ評価手法のさらなる改善を図りつつ、同評価を効率的かつ整合的に進める必要がある。
本調査では、「化学物質の環境リスク評価」に係る検討全体の企画・立案、運営・調整及び総合とりまとめを行うとともに、内外の科学的知見を最大限に活用しながら曝露評価及び生態リスク初期評価の作業を進めるほか、生態リスク初期評価に資する生態影響試験に関する指導や助言、評価手法を高度化するための検討、化学物質の環境リスク評価に関連するOECDでの取組に貢献をするための作業等を行うことを目的とする。
本調査の目標は、「化学物質の環境リスク評価第16巻」を取りまとめること、および化学物質のリスク評価に係る国際的動向を把握し、環境省が行う各種リスク評価に貢献することである。

研究の性格

  • 主たるもの:行政支援調査・研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

1. 「化学物質の環境リスク評価第16巻」の取りまとめを主な業務としつつ、「化学物質の環境リスク評価」の企画・立案、運営・調整及び総合とりまとめに関する検討及び必要な作業を行うとともに、当該評価を構成する曝露評価、健康リスク初期評価及び生態リスク初期評価に係る作業間の総合調整を行う。2. 化学物質の環境リスク初期評価手法の高度化等に関する検討を行い、環境リスク初期評価ガイドラインの改訂を通して現実的・効率的なリスク評価手法の確立に貢献する。

今年度の研究概要

1. 「化学物質の環境リスク評価第16巻」として公表する予定の物質の基本的情報、曝露評価及び生態リスク初期評価に関する情報を収集し、初期評価ガイドラインに沿って、作業を進める。
2. 化学物質の環境リスク初期評価手法の高度化に関する検討として、(1) 曝露評価及び生態リスク初期評価について、データの信頼性や評価の判断基準等、これまでに評価を進めた中で問題となった論点等を整理し、必要な場合にはその改善を図る。(2) 生態リスク初期評価において専門家判断の根拠の一つとして活用することとしている定量的構造活性相関(QSAR)について、国内及び諸外国の最近の動向等を踏まえつつ、評価対象物質に適用した場合の予測値を算出するとともに、課題の整理を行う。(3) 金属のリスク評価方法について、生物利用可能性に着目したリスク評価等の諸外国の最近の評価方法の動向等を踏まえ、リスク評価方法の改良について検討を行い、環境リスク初期評価における評価の限界等についても論点整理する。(4) 底生生物の生態リスク初期評価について、他制度や諸外国での評価の考え方や手法等に関する情報及び具体的なリスク評価の事例を収集するとともに、環境リスク初期評価の在り方に関する検討を行う。

課題代表者

鈴木 規之

  • 環境リスク・健康研究センター
  • センター長
  • 博士(工学)
  • 工学,化学,土木工学
portrait

担当者

  • 大野 浩一環境リスク・健康研究センター
  • 白石 寛明環境リスク・健康研究センター
  • portrait
    青木 康展環境リスク・健康研究センター
  • 菅谷 芳雄
  • 松崎 加奈恵
  • 長尾 明子
  • 兵頭 栄子