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海氷藻類由来分子マーカーIP25による温暖期北極海における海氷量変動の実態解明(平成 28年度)
Reconstruction of sea ice variability in the Arctic Ocean during warming periods using IP25 proxy of ice algae biomarker.

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
1516CD004
開始/終了年度
2015~2016年
キーワード(日本語)
北極海,海氷, IP25,最終間氷期
キーワード(英語)
Arctic Ocean,sea ice,IP25,last interglacial

研究概要

本研究では、北極域における将来の温暖化増幅メカニズムの解明の一環として、過去の温暖期において北極海氷量の実態把握を行い、北極海の海氷が自然変動の中で、どのような歴史的変遷をしてきたかどうかを明らかにする。過去の海氷量を復元するトレーサーとして、海氷に生息する藻類(アイスアルジー)の細胞膜分子マーカーである炭化水素分子(IP25)を用いる。本研究では、北極チャクチ海の過去15万年間の海氷量の変遷を復元をめざす。過去15万年には、現在よりも太陽日射量が数パーセント高く、温暖化が現在よりもさらに進んでいた最終間氷期(12.6万年)を含むことから、現在の温暖化による北極海における変化を読み解く上で重要な知見を提供することになるであろう。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:

全体計画

本研究は、海氷に生息する藻類(アイスアルジー)の細胞膜分子マーカーである炭化水素分子(IP25)を用いて過去の海氷存在量の変動を定量的に復元するための手法開発を行う。さらに開発したIP25を用いて、北極チャクチ海の過去15万年間の海氷量の変遷の復元を行う。

今年度の研究概要

本研究では、IP25法の開発に向け、平成27年度は、1)堆積物試料からのIP25有機分子の抽出の検討、2)GC/MSによるIP25有機分子の定量に関する検討、3)GC/MSによるIP25有機分子の同定を行うものである。

外部との連携

東京薬科大学、英国プリマス大学

課題代表者

内田 昌男

  • 環境計測研究センター
    動態化学研究室
  • 主任研究員
  • 博士(農学)
  • 化学,地学,理学
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