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閉鎖性海域における気候変動による影響把握等検討業務(平成 28年度)
Assessment of impact of climate change on the environment of an enclosed sea in Japan

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
1616BY009
開始/終了年度
2016~2016年
キーワード(日本語)
気候変動,閉鎖性海域
キーワード(英語)
climate change, enclosed sea

研究概要

平成27年の瀬戸内海環境保全基本計画及び気候変動適応計画の閣議決定、瀬戸内海環境保全特別措置法の改正などを背景として、気候変動が瀬戸内海等の閉鎖性海域の水質・生物生産性に及ぼす影響に係る科学的知見を得るためのデータ分析及び各種検討を行う。次年度以降の業務において(ただし委託先未定)、閉鎖性海域における「きれいで豊かな海の確保に向けた方策検討業務(環境省)」に対して気候変動影響の定量的知見を提示するための研究基礎フレームを構築する。

研究の性格

  • 主たるもの:行政支援調査・研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

太平洋から瀬戸内海全域の海水温上昇を含む気候変動に係る環境変数ならびに瀬戸内海の生物多様性・生物相に関するマクロ的な解析を行う。近年の植物プランクトン優占種遷移(大型珪藻出現)に関わる水産被害に鑑み、環境変数変動と優占種遷移との関連性を解明するための実験的手法の検討を行う。気候変動による外洋環境が瀬戸内海の水質、生物多様性、生物生産性に及ぼす影響の評価や将来予測を実現するための数値シミュレーション手法の検討を行う。

今年度の研究概要

瀬戸内海を中心とする閉鎖性海域における気候変動による影響等に係る情報収集及び整理を行う。気候変動による影響に係るデータ分析として、瀬戸内海の水温・水質の中長期変動トレンドを明らかにするために各種行政モニタリングデータを用いた統計解析行う。瀬戸内海環境情報基本調査で取得された瀬戸内海底質・底生生物群集のデータを用い、10年スケールの底質環境と底生生物多様性変動の関係を解析し、底生生物群集に対する気候変動影響因子の抽出を試みる。瀬戸内海の中長期的な優占種遷移要因について既往データを精査するとともに、気候変動影響を実験的に評価するための研究手法の提案を行う。瀬戸内海の水質・生物多様性・生物生産性に対する気候変動影響評価及び将来予測に必要な数値シミュレーション手法、数値実験計画等の提案を行う。また、将来予測及び影響評価を行う際に必要な将来シナリオの検討及びデータ整備等を行う。

課題代表者

越川 海

  • 地域環境研究センター
    海洋環境研究室
  • 室長
  • 博士(工学)
  • 理学 ,工学,生物学
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担当者