ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

浄化槽等の分散型生活排水処理技術の東南アジア地域における性能評価方法の確立に向けた専門家ネットワーク形成(平成 28年度)
Establishment of standardized performance testing method for decentralized wastewater treatment facility (including Johkasou) in Southeast Asian region and network building of its experts

予算区分
AI 研究調整費
研究課題コード
1616AI001
開始/終了年度
2016~2016年
キーワード(日本語)
アジア,途上国,生活排水処理,性能評価方法,標準化
キーワード(英語)
Asia, Developing countries, Domestic wastewater treatment, Performance testing method, Standardization

研究概要

アジア途上国地域においては、生活排水処理技術の性能評価方法が確立されていないため、コストのみが選択基準となってしまい、また、処理性能の担保や維持管理、汚泥の処分等全体システムの設計や運用が不十分であることから、適切な生活排水処理施設が整備される基盤が構築されていないのが現状である。
そこで本研究活動では、アジアの社会的、経済的な観点を考慮した標準的な分散型生活排水処理技術の性能評価方法の構築と、その普及を目的とした専門家ネットワークを形成する。

研究の性格

  • 主たるもの:行政支援調査・研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

本研究活動では、アジア地域での適切な分散型排水処理技術とシステムを導入するため、アジアの社会的、経済的な観点を考慮した標準的な分散型生活排水処理技術の性能評価方法の構築と、その普及を目的とした専門家ネットワークを形成する。H26,27年度はインドネシアにて性能評価試験方法確立のための事前調査と、国内の重要なステークホルダーらと議論する会合実施、日本研修などを行った。今後、ASEAN他国への水平展開の礎となる調査、ネットワーク構築を行う。

今年度の研究概要

対象国は、分散型生活排水処理技術の性能評価試験の必要性は国内で認識されていながら、制度の確立に至っていない、タイ、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、フィリピン等の東南アジア諸国とする。地域標準化を達成するには、地域内隣国でも同様の試験方法が標準化されていくことが必須であるため、国のスコープを広げて専門家ネットワーク形成を図る。但し、硬直した縦割りのガバナンス、課題別の審議会の設立等の慣習の少なさから、省庁、部局を超えた制度設計、議論の場は途上国の中で自然発生的には構築されにくいことから、本活動では、環境省が実施する浄化槽国際ワークショップやアジア水環境パートナーシップ(WEPA)等とも連携しつつ、その促進を支援する。

1)対象国における生活排水処理の現況を理解し、関係者の特定を図る。国際ワークショップ、WEPA等既存枠組みで実施する会合等に参画し、効率的なネットワーク形成を行う。(全対象国)
2)対象国における生活排水処理関係者を特定し、性能評価試験の考え方や試験内容、制度化のプロセス、運用等の考え方を共有する。(主にタイ、ベトナム、カンボジアを想定。)
3)ASEAN事務局(インドネシア・ジャカルタ)にて、地域標準化の動向を理解するとともに、分散型生活排水処理槽性能評価試験方法地域調和化取組みの発展についてASEAN事務局と議論を進める。

外部との連携

共同研究機関:浄化槽システム協会、日本建築センター、日本環境整備教育センター、PIA(ドイツ)、ERTC(タイ)、ITB(インドネシア)、PUSKIM(インドネシア)

課題代表者

蛯江 美孝

  • 資源循環・廃棄物研究センター
    国際廃棄物管理技術研究室
  • 主任研究員
  • 博士 (農学)
  • 生物工学,化学,土木工学
portrait

担当者