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タイ国における統合的な気候変動適応戦略の共創推進に関する研究
(平成 28年度)
Advancing co-Design of integrated strategies with AdaPtation to climate change in Thailand

予算区分
TH JST-SATREPS
研究課題コード
1620TH001
開始/終了年度
2016~2020年
キーワード(日本語)
タイ王国,適応策
キーワード(英語)
Kingdom of Thailand, Adaptation

研究概要

統合的な気候変動適応策に資する技術および適応戦略共創の手法を開発する。さらに、開発した技術および手法がタイ国政府に利活用され、優良事例の実現、適応分野の人材育成を通じ、タイ国における気候変動適応策の実現に貢献し、気候変動に対する強靭かつ持続可能な解決策を提示する。具体的には以下を実施する。(1)気候変動適応策の不確実性低減に資する気象水文基盤情報を創出し、基盤情報システムを構築する。(2)土砂災害、沿岸、淡水資源、農業農村の主要4セクターにおける気候変動の適応機会とその効果を評価する。(3)多様な価値観に基づいた評価を行い、既存の計画と適応オプションの組み合わせ(ポートフォリオ)を作成し、適応戦略共創手法を開発する。以上を踏まえ、タイ国における気候変動適応策立案に資する適応戦略の共創推進を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

淡水資源セクターにおける対象地域は、タイ国中央部および北部に位置するチャオプラヤ川流域とする。まず、論文レビュー、統計データ収集、ナン川観測により情報を収集する。これと並行して、H08 モデルの陸面・河川サブモデルの改良およびリアルタイム計算の実装を行う。改良されたモデルを用いて温暖化影響評価、適応機会およびその効果の評価を行う。また、モデル内パラメータの設定を効率化することにより、ユーザビリティを向上させるとともに、南・東南アジア全域に適用可能な汎用性の高いモデルを開発する。

今年度の研究概要

適応策の一つとして、土地利用、特に植林に焦点を当てる。植林を行うことにより、蒸発・流出の変化が起こり、一般的には流況が安定するとされる。ただし、我が国の事例においては定量的にはその効果が限定的であること、極端な洪水や干ばつ時には効果がないことなども指摘される。これらを踏まえ、土地利用条件を変更した陸面過程モデルMATSIROを利用してチャオプラヤ川流域における水文シミュレーションを実施し、適応策としての効果について検討を実施する。

関連する研究課題

課題代表者

花崎 直太

  • 地球環境研究センター
    気候変動リスク評価研究室
  • 主任研究員
  • 博士(工学)
  • 土木工学
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担当者