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難燃剤曝露が肥満を基本病態とするアレルギー性喘息に及ぼす影響に関する研究(平成 28年度)
Study on the effects of exposure to flame retardants to the onset and/or progression of allergic asthma in obese subjects.

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
1617CD001
開始/終了年度
2016~2017年
キーワード(日本語)
肥満,アレルギー性喘息,難燃剤
キーワード(英語)
obesity, allergic asthma, flame retardant

研究概要

肥満は、糖尿病、高血圧、動脈硬化等の疾患の発症、あるいは進展の基本病態であると言われているが、喘息をはじめとするアレルギー疾患との関連を示唆する疫学的研究も多く、肥満はアレルギー疾患のリスク因子の1つと捉えられつつある。一方、肥満、アレルギー疾患の増加には、環境中の化学物質曝露による影響が指摘されている。本課題では、室内ダスト中に多く含まれる難燃剤曝露が肥満を基本病態としたアレルギー性喘息の発症・進展へ及ぼす影響について、炎症・免疫系、内分泌・代謝系のかく乱作用、および両者の相互作用に着目し、難燃剤の寄与の有無を明らかにすることを目的とする。加えて、喘息病態は年代に関連した性差があることから、雌雄における相違についても併せて検討する。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

肥満を基本病態としたアレルギー性喘息モデルを確立し、喘息病態の発症・進展における難燃剤曝露の影響について、炎症・免疫系、および内分泌・代謝系に対する作用に着目し検討を行う。加えて、雌雄における相違についても経時的に評価し、その影響の検出を試みる。対象とする難燃剤は、臭素系難燃剤(HBCD、ポリブロモジフェニルエーテル)、リン系難燃剤(リン酸エステル類)等を選択する。

今年度の研究概要

1.肥満を基本病態としたアレルギー性喘息モデルの確立
C57BL/6J雌雄マウスに対し、高脂肪食を自由摂取させ、肥満が成立した後、アレルゲンを気管内投与し、食餌性肥満マウスアレルギー性喘息モデルを作製する。喘息病態の指標となる肺機能の変化は、感作が成立したと考えられる段階から気道抵抗指標のEnhanced pause(Penh)等を経時的に測定することにより評価する。その他の喘息病態の評価は解剖時に行う。

2.食餌性肥満マウスアレルギー性喘息モデルにおける難燃剤曝露の影響評価
1で確立した疾患モデルを用い、難燃剤の経口曝露による影響について検討を開始する。

課題代表者

柳澤 利枝

  • 環境リスク・健康研究センター
    病態分子解析研究室
  • 主任研究員
  • 博士(医学)
  • 医学,生化学
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担当者